社交ダンススタジオの片隅で起きたくだらない喜怒哀楽

 今日は自宅の近くにある、社交ダンスのスタジオの片隅をお借りしてタップの振り付けの個人練習をしてきた。
 とてもいい練習ができた。X JAPANのForever Loveが社交ダンス用にアレンジされてるCDなんてあるのね。感動。帰り道、無意識に思わず「今日はいい一日だった~」という言葉が出た。

 いや。
 いや、ちょっと待て。
 そんなことはない。

 今日はとても悲しい出来事があった。発端は、音源や動画類を入れていた愛用のタブレット壊れたこと。
 まず電源が入らない。電源ボタンが死んでしまったみたい。でも充電ケーブルを繋ぐと画面ONにはなるので、とりあえず使うことは出来る。が、もう寿命なのだろう。
 タブレットがそろそ寿命を迎えそうな気配はなんとなく感じていたので、実は新しいタブレットを買っていた。ナイス自分。旧タブレットから新タブレットにデータ類を移行しようとパソコンに繋ぐが認識してくれない。昨日までちゃんと認識してくれていたのに…なんだよもう。ケーブル変えたり、AndoroidのUSBデバッグまでいじってみたけどダメ。
 ならばBluetoothでデータ転送……してみたけど、時間がかかりすぎてやってられない。
 すぐには解決できそうにないので、とりあえず死にかけの旧タブレットにもう少し頑張ってもらうことにした。がんばってくれ、せめて今日の練習が終わるまでは。

 スタジオに到着。
 振り付けの動画ファイルを開いたら、いきなり大音量。ボリュームを下げようとするが反応しない。電源だけじゃなくボリュームも死んでるのか! 仕方ないのでイヤホンにつないで動画を再生し直し……たら、スピーカーから音が鳴り続けてる。えっ、イヤホン機能もアウト? スタジオの隅で おろおろ と大音量の動画を垂れ流してたら、とうとう動画も再生できなくなった。もう完全にアウトか……今までありがとう。スタジオの皆さん、うるさくしてごめんなさい!
 おもむろに新タブレットを取り出す。データはまだ何も入ってないけれど、必要なデータは基本的にオンラインストレージに保存されている。wi-fi経由で動画を再生すればよいのだ。
 ……が、全っ然wi-fiに繋がらない。おい、新タブレット、USBも繋がらないわ、ネットもできないわ、貴様いきなり役立たずキャラか!

 スタジオに着いて20分、タブレット弄りしかしてない。どんどん減っていくスタジオの利用可能時間。募る苛立ち。何度も解ける靴紐。繋がらないwi-fi。コイツ何しに来たんだ、という社交ダンスの皆さまの嘲るような視線(被害妄想)。

 わかった、もういい。もう頼まん!

 一度帰宅し、母艦であるPCを持ってくることに決めた。激しい時間のロスはあるけれど、こんなことを続けているよりマシだ。
 そうと決めればその後の動きは早い。結局、自宅からパソコンを持ち込んで練習した。あぁなんて無駄な時間を浪費したのか。まったくバカバカしい。野外バーベキューキャンプにカセットコンロを持ち込む、くらいアホなことしてるんじゃないか?

 ということがあった帰り道での「今日はいい一日だった~」なわけであり、悲しみや苛立ちよりも、いい練習ができたということに意識のフォーカスを向けることができれば、人生の満足度は上げられるのではないかと思った。
 いつでもそんなにご立派な聖人君子みたいに振る舞えるわけじゃないけどね。怒りや悲しみを感じない人間はきっとどこかおかしいのだろうし、自分を偽ってそこから目を背けるのもちょっと違うと思うし。せっちーの頭が単純すぎるという可能性もあるし。でもそれでいいのだと思う。
 今日のせっちーはたまたま無意識のうちにいい気分になれた、というだけのこと。ま、それはそれでヨシってことで~。

「実質0円」のいかがわしさを啓蒙したい

 スマホの契約などでよく目にする「実質0円」。あの表記が大嫌いだ。内容を熟知した上で賢く使い続ければ確かに0円になるのだろうけれど、せっちーのようなボンクラはそんな賢い使い方なんかできず、結局なんだかんだでお金を毟り取られた嫌な経験しかしていないからだ。もちろんボンクラなわたしが全面的に悪いことではあるのだけれど、せめて「実質○○」という誘い文句に激しい敵意を持つことくらいは許しいほしい。
 その敵意の発散をするとともに、「実質○○」という表現がいかにいかがわしいものであるかということを、せっちー流に啓蒙してみたいと思う。
 そこで、いろんなモノやコトに「実質」を付け加えてみた。ある程度想定はしていたけれど、ここまでいかがわしい単語が乱造できるとは思わなかった。
 それでは「実質」のいかがわしさを見ていこう。

実質店長のオススメ

じゃあ誰のオススメだよ。何食わされんだよ。

実質ワクチン

じゃあそれワクチンじゃねぇよ。

実質ハッピーエンド

確実にヒロインは死んでるよね。

実質有機体

昔のWindowsにいたあのウザいイルカのことか。

実質ホワイト企業

むしろブラックであることを認めちゃってるよ。広報、ちょっとこっち来い。

実質増えるわかめ

実質が「増える」と「わかめ」のどっちにかかってるかで気持ち悪さが変わってくる。どっちにしろ気持ち悪ぃよ。

実質パスワードが違います

Ad○beなら表示させかねないメッセージだ。

実質童貞

「彼女とヤッちゃったよー。いやまぁ実質童貞みたいなもんなんだけどさー」。初体験がらみの高校2年生の夏って感じでしょうか。頑張れ。

実質人気者

それ多分いじめられっ子だよ。恥じることはないから早く逃げろ。

実質ヒト

じゃあ何なんだよ。おまえ誰だよ、気持ち悪いよ。

実質行けたら行く

200%来ない。

実質ほんとにあった怖い話

夢オチかな。

実質ノンアルコール

午前0時に飲んだからって0%にはならないよ。

実質無害

じゃあそれは有害なんだよ。

実質うんこ

うんこ味のカレーみたいなことか。それはもううんこでいいよ。

実質感謝の気持ちを込めて

そんなに嫌々だっら込めなくていいよ。こっち来んな。

みなさんが静かになるまで実質5分かかりました!

「知らんがな」と「実質」を掛け合わせたら、世界一どうでもいい告知になりました。これぞ実質の持つ力。

実質オレオレ、オレだよ

むしろ本人の可能性もある。

実質キレちゃいないよ

長州さんなら成立してしまうセリフだ。

 いくらでも作れるけど、ほぉら、こんなにいかがわしくなるでしょ?
 これからも「実質○○」をおちょくりつつ嫌い続けていこうと思う。

勘違い野郎への誘惑に抗う日々

 ありがたいことに、「先生」なんて呼んでいただける機会が多くなりました。畏れ多いことでございます。音楽、特にリズムのことについてはかなりの年月と時間を費やしてきたので、それなりに語れることや、必要としている人に価値ある情報をお伝えできることは多少はあると思います。尊敬する師匠や先輩、ミュージシャン、先生業をされてる方々の多くに比べたら極めて矮小な存在でしかありませんが! 「オマエ如きが何を偉そうにしてやがる」と言われれば、額にアロンアルファを塗りたくった状態でへへぇ~と平伏するしかないのです。
 まぁそこまで過剰に自分を卑下することもないのでしょうが、そんなわたしでも頼ってくださる方がいるのです。そういう方に対しては、大相撲の立会いの如き姿勢で全力で向き合いたいと思います。若干暑苦しかったらごめんなさいね。
 もしわたしに頼りたいという方がいたら、早朝でも深夜でも、いつでも構わないから遠慮なく連絡カモン! いつでも即レス、というわけにはいかないかもしれませんが、必ずご返信いたします!

 それと関連する話ですが、世を忍ぶ仮のエンジニアとしてのお仕事もしています。こちらもありがたいことに、社内SEのようなポジションを頂いております。アルバイトなんですけどね。そんなに大きな会社じゃないので、技術的にはわたしごときがトップみたいな感じになっています。アルバイトなんですけどね。若手エンジニアさんから技術的な相談を受けたり、アドバイスをしたり、バグを解決したりなんてしています。アルバイトなんですけどね。
 そうすると、わたしの言うことを若者たちが「はい、はい」って何でも聞いてくれるんですよ。学生時代から社会人、タップや和太鼓でも、基本的にカーストのド底辺にしかいたことがないわたしにとってこれは人生初のカイザー体験なのです。実にいい気分。えへへー。
 でも。
 これはめちゃくちゃ怖い! これはあれです。いわゆる、叱ってくれる人がいない状態。容易に裸の王様になることができてしまいます。わたしみたいのが裸の王様の勘違い野郎になっちゃったら、もう完全にアウトでしょ。
 自分がはじめて社会に出た時、いまのわたしくらいのポジションや年齢の人がどんな感じだったか、そしてそんな人たちを自分がどんな目と心で見ていたかを思い返します。いや、めっちゃ怖くね?

 音楽にしてもエンジニアにしても、自慢しようって話じゃないんですよ。いや正直に白状するなら、ちょっとくらいはしたいですけどもー。技術的に自分よりすごい人なんていくらでもいるということは嫌というほど思い知ってるので、怖くて自慢なんてできません。ただ、わたしももうそういうお年頃になってしまったのねー、と嬉しさと哀しみの狭間で揺れ動いているのです。
 
 尊敬される人になんかなれなくてもいいから、なんかちょっと面白い人だな、くらいにはなりたいな。もしわたしが独善的な言動をとりはじめたら、誰かこっそり教えてください。

バチは勢いよく宙を舞った。いっそ三島市まで届け

 間近に迫った仰望和太鼓in三島Ⅲに向けて、太鼓の練習してきました。練習にお付合いくださったのは、大切な大切な大切な仲間であり、某大手和太鼓教室の先生である通称スカさん。
 スカさんの太鼓とせっちーの太鼓は、同じメーカーの同じカラーという双子器なのです。お互いの太鼓が顔を合わせるのはこの日が初! ということで記念に一枚。

同メーカー、同色の双子器

同メーカー、同色の双子器

 まず音出しの前に振り付けの練習から。
 曲の中でバチをくるりと回す振り付けがあり、その動きを揃える練習をしましょう、ということで早速バチをくるり。
 すっぽ抜け宙を舞うバチ。コンクリートの地面に落ち、コロコロと堤防の下段へ。木材とコンクリのぶつかり合うカランカランという音、響き渡る二人の悲鳴。転がり落ちていくバチ。水没音。

ウォーターハザードバチ

ウォーターハザードバチ

 ちゃんと救出しましたよ!

ちゃんと救出しましたよ!

ちゃんと救出しましたよ!


 コケの色で絶妙なグラデーションバチになってしまったのはご愛嬌。

 ひとしきり太鼓を打ち、タップ演目の練習もしてたら、あっという間に2時間半! とてもよい練習をさせていただきました。どうもありがとうございました!

 街まで戻り、舞台用の衣装を物色し、リンガーハットで夜ご飯食べて解散となりました。
 スカさんとせっちーの太鼓が揃うのは、仰望和太鼓in三島Ⅲのワークショップ演目、みしまっ鼓によるMI-SHI-MA-SHIです。舞台の左右からみしまっ鼓の皆さんを挟んで打ち鳴らしてまいります!

仰望和太鼓in三島Ⅲポスター

仰望和太鼓in三島Ⅲポスター

接客業の職人技に見抜かれたせっちーの浅慮

 ちょっとしたギフトを買う用事があり、良さげな雰囲気だなー、と思いつつも機会がなく何度も通り過ぎていたお店に入ってみた。
 期待通りのいい感じの店内。比較的コンパクトなスペースに並べられた商品もおシャレに洗練されている。
 店内を練り歩き、可能な限りのせっちーセンスを発揮し贈呈用のギフトを厳選。
 お店のいい雰囲気に煽られ、ギフトとは無関係にただ自分が欲しくなっただけの商品も思わず手に取ってしまった。せっちーの忍耐力、園児の如し。

 さて、そのギフトと自分へのご褒美をレジに持っていった。
 会計中、レジのお姉さんにギフト用紙袋の有無を訊ねたら快く用意してくださった。紙袋に商品を入れながらお姉さんが一言。

「こちらの商品は別にしておきますねー」

 お姉さんが別にしてくれたのは、せっちーが自分へのご褒美にと選んだ商品。お姉さんにはどれがギフトで、どれが自分ご褒美かなんて一切伝えてないのに。どうしてわかったの!?
 柔和な微笑でなんでもお見通しか。恐るべし、レジのお姉さん……!

わたしやあなたの演奏にはどんな価値がありますか?

 すげぇ。何の先入観も持たずに聴いたら、普通に上手な人が歌ってると思っちゃうよ。

 (以下は、歩いてる犬が棒に当たるほど語り尽くされている内容であり、オマエそれ何週目だと思ってんだ、というツッコミはあらかじめ自分でしたという前提で)
 ピッチやタイムの「正確さ」という基準においては、人間は決して機械に勝つことは出来ないわけで、プレイヤーである人間は何らかの形で、このAIりんな以上の価値観を備えることが最低条件になると思います。その際、演奏が正確であることにはあまり価値がありません。だからって、不正確な演奏でよいという意味ではないことに注意ですが。
 もちろんAIりんなにも、まだまだ改良の余地はあるでしょう。あるでしょうし、改良はどんどん進むでしょうし、もっともっともっと進化して欲しいと思います。「正確さ」に加えて「感情を込める」ところまで行かれたら、かなりの強敵になるかもしれないですね。

 さて、内省のお時間です。張り切って参りましょう。

静岡県三島市で己との闘い、そして文化と奇跡

 静岡県三島市に来ております。
 2018年秋と、2019年夏に、ここ静岡県三島市で大切なイベントがあり、その打ち合わせのためにお伺いいたしました。
 三島市に来たらまずはここ、三嶋大社に参拝です。今回もまたお世話になります。よろしくお願いします。

三嶋大社に参拝

三嶋大社に参拝

 打ち合わせだけではなく、極上の和太鼓稽古もつけていただきました。個人練習だとなかなか自分を追い込むことが出来ません。自分の持ってる力が100だったとして、120まで振り絞ることが出来ればかなり頑張った方でしょうか。
 大太鼓でひたすら全力で打ち込む。300くらいまで追い込んでいただきました。これが師匠の稽古です。自分の限界を超える時は今! 貴重な機会を与えて頂き、ありがとうございました!
 稽古後、アイメイクの黒がヌタヌタに溶けて悪役レスラー感が増していたのは限界突破の証。

武道は勝つためにはげむのではない おのれに負けぬためじゃ

武道は勝つためにはげむのではない おのれに負けぬためじゃ

 夜は、静岡県三島市の和太鼓チーム、中島八坂太鼓保存会さんの練習に混ぜて頂きました。お久しぶりの皆さま、初めましての皆さまと、太鼓という共通言語で魂と身体をビルドアップ致しました!
 本番間近で練習に熱が入る子ども会のみんなもお友達になってくれました。ありがとうございました~!

中島八坂太鼓保存会の皆さまと目指せインスタ映え

中島八坂太鼓保存会の皆さまと目指せインスタ映え

 その後はイベントの打ち合わせ。お酒も入りつつではありましたが、真剣に真面目にディスカッション。イベントの成功とはつまり、足をお運びくださったお客さまの満足度が高いままい状態でお帰りいただくこと。成功に向けて出来ることを力の限り尽くして参ります!

 一泊し、翌日は夕方まで自由時間。
 せっちー的な旅行の楽しみの一つ。それは食事であります。まずはホテルの朝食バイキング。朝食バイキングといえば、新日本プロレスの中西学選手のモンスターモーニング。

 中西選手にあやかるつもりで、せっーちもモンスターモーニングに挑戦。

せっちー的モンスターモーニング

せっちー的モンスターモーニング

 これが限界でした。げえぇ、足元にも及ばねぇ……。

 モンスターモーニングで得た元気を振りかざし、意気揚々と三島の街に観光へと飛び出すせっちー。迎え撃つ真夏酷暑の日差し。ソッコーで屋内に避難。
 カラオケボックスでタップの練習したり、図書館で譜面書きなどをしてるうち夕方に。
 三島大社近くの観光名所、つるべっ子のカラクリ仕掛けをしげしげと眺めていたらナンパされました。うわ、しかも外人さんだ。天然モノの女性の皆さまにおかれましては、ナンパなんてウザいものでしかないとは思うのですが、養殖モノの女性であるせっちー的にはナンパされるの嬉しいんですよ。だから自慢します。ナンパされました。やったー。

ナンパーされちゃった、えっへん

ナンパーされちゃった、えっへん

 東京から来たこと、和太鼓をやってることなどを和やかにトーク。お互いの筋肉を称えあってるうちにお持ち帰りされそうになったので、この後にも大事な予定があって時間がないことを説明し丁重にお別れしました。

 浅間神社の近くを歩いてたら、後方から名前を呼ばれてる気がしました。でも気のせいのはず。地元ならともかく、三島で知り合いにたまたま遭遇する確率なんてほぼないわけで、いくらナンパされた直後とはいえ、せっちーの自意識過剰もここまできたか、と己を恥じました。

 ……いや、これ気のせいじゃないな。確実に名前を呼ばれてる!

徳高望重の会長!

徳高望重の会長!

 振り返ると、三島のしゃぎりチーム、芝町青年会の会長さんでした。わわわっ、まさかこんなところで大好きな会長さんとバッタリお会いできるなんて……嬉し過ぎる~!
 この翌日、まさにここ浅間神社で芝町青年会がしゃぎりの奉納演奏されるとのことで、その準備にいらっしゃったところせっちーを発見してくださったのでした。奇跡ですね!

 というか、せっちーのこの後の大事な予定というのが、芝町青年会さんの練習を見学させていただくことだったのです。

 というわけで静岡県三島市の伝統芸能『しゃぎり』チーム、芝町青年会さんの練習を見学させて頂きました。練習場所はなんと公園。しゃぎりという文化が街に愛され、根付いていることに感銘を受けました。

しゃぎりの練習が街のいたるところで!

しゃぎりの練習が街のいたるところで!


 しゃぎりもカッコいいんですよ~。各町内ごとにチームがあり、それぞれごとに異なる特色があるんです。
 2018年9月2日には、第2回しゃぎりフェスティバルも開催。全7チームの出演で、しゃぎりに染まりましょう!
第2回しゃぎりフェスティバル開催

第2回しゃぎりフェスティバル開催

 練習を拝見させていただいた後は懇談会にも混ぜていただきました。が、残念ながら交通機関事情により無念の中座…ありがとうございました!

旅行嫌いのせっちーが旅行好きになった理由

 2016年9月、静岡県三島市にて開催され、大盛況のうちに幕を下ろした『仰望和太鼓in三島』。2017年11月に再臨します!
 (今回も、チラシ、ポスター、チケット等々、デザイン関係を担当させていただきました。どうもありがとうございます!)

仰望和太鼓in三島2 告知画像

仰望和太鼓in三島2 告知画像

 実は昔から旅行が嫌いでした。
 布団や枕などの就寝環境が変わると身も心も休まらないし、人混みは苦手だし、観光欲はGoogleEarthで十分満たされているし……。そのようなポリシーのもと、海外旅行OLを嘲りつつも羨むせっちーがいました。

 が、全面撤回。旅行は楽しい!

 おかげさまで、僥倖の限りの極めてありがたいことに、他県での公演や、それに伴う打ち合わせ、リハーサルなどで、色んなところに連れて行っていただいてます。それは旅行とは言わないのかもしれないけれど。
 でもでも、知らない街、知らない人、知らない朝。全てが新鮮で刺激的。
 とはいえ、有名観光地にはあまり心惹かれません。旅行が好きになったとはいえ、人混みが苦手なのは変わらないからです。いや、行けば行ったで全然楽しいのですが! 特に苺狩りは至福の体験でした。有名な三嶋大社への参拝もできたし、韮山反射炉は歴史的に貴重な体験ができました。……すいません、観光地も心の底から堪能しております!

顔を出さずにはいられない浮かれっぷりたるや!

顔を出さずにはいられない浮かれっぷりたるや!

 では観光以外には、どんな喜びを見出しているというのか。

 ホテルや旅館にチェックインした後、特に明確な目的を持たず、近場にある個人経営の飲食店や文房具店などを巡るのです。個人的には、目的を持たず、が大事です。観光のような華やかさはないけれど、その土地の生活感や文化とでもいうようなものを感じることに喜びを感じます。迷子になるもまた善し。
 金物屋さんで、全然用途の分からない、何らかの焼きマシーンに興味をくすぐられたりするのも味であります。

観光地の確認にも余念なし

観光地の確認にも余念なし


 環境の変化による睡眠不足については、こうした旅には概ね和太鼓かタップがセットなので、そんなことを気にする必要がないくらい肉体を酷使することで解決しました。

 というわけで、去年の仰望和太鼓in三島でもお世話になった、中島八坂太鼓さんの練習に加えていただきました。

中島八坂太鼓流フォームを研究

中島八坂太鼓流フォームを研究

 肉体派な練習メニューもあり、使い慣れていない筋肉に響く響く響く!

 上腕二頭筋
 肩幅
 ファッション
 選択肢

 といった単語が頭を駆け巡ったりもしますが気にしない。

 中島八坂太鼓の皆さまのフォームと、せっちーのフォームは全然違います。まるで、違う楽器を演奏しているかのようです。
 まず腰が低い。すごく低い。足のスタンスが広い。とても広い。バチ先の動きが鋭い。
 言い換えると、せっちーは、腰が高く、足のスタンスが中途半端で、バチ先の動きがぬるりとしているわけであり、非常にカッコ悪い。そして和太鼓の音も全然引き出すことができていない。和太鼓の表面しか鳴っていません。質のよい和太鼓は、その質に見合った打ち方をしないとちゃんと鳴ってくれないのです。

 「ふん、オマエごときに我を打ちこなせるものか」(CV:永井一郎)

 くだらない脳内再生で心を癒しつつ、和太鼓の打ち方を少しずつ改良しております。
 ようやくドラム打ちの呪縛から解放され始めた気がします。ドラムと和太鼓。共通点もたくさんあるけど、ドラム言語では理解しきれないことがたくさんあります。そういうところをダンス言語に置き換えると難なく理解できたりすることもあるので、分野ごとの多角的な体系的理解は重要だと感じます。
 静岡県三島市に新しい友達もできました。せっちーは本当に幸せ者です。ありがとうございます!

 旅行の醍醐味といえば、美食と宿泊。
 三島といえば、三島野菜が有名なんですよ! 海産物も農作物もなんでも美味しいのが三島!

 ホテルや旅館に宿泊するわけですが、お風呂が温泉だったり、大浴場だったりすると、あまりの非日常感に気分が高揚します。手足を全開に伸ばして、アゴまでお湯に浸かって快哉の呻き声を上げる瞬間は、まさに旅の醍醐味を感じます。
 ワンルームタイプのビジネスホテルだと気持ちが下がるのか、というとそんなことはありません。基本的にどんなホテルの部屋でも、自宅アパートの100倍は快適だからです。常に掃除は行き届いているし、洗濯機も乾燥機も自動販売機も完備。ベッドからBGMを流せる機能を知った時には、マジで驚愕しました。王侯貴族の贅沢でしょう、これ。

アメニティ。なんと豪華な!

アメニティ。なんと豪華な!

 和太鼓とタップのおかげですっかり旅行好きになってしまいました。
 何物にも変えがたい、様々な経験をたくさんさせていただいて心より感謝しております。本当にどうもありがとうございます! 和太鼓やタップの稽古を重ね、よりよい演奏、表現ができるようになることでご恩返しさせていただけるよう頑張って参りたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします!
 仰望和太鼓in三島パート2に向けて稽古も順調に進んでおります。乞うご期待!

 はふー、旅行に行きたーい。

VR ZONE SHINJUKU、行ってきました

 お化け屋敷とか、心霊スポットとか、深夜のお墓とか、その類のことは割と平気なたちです。そんな可愛気のないせっちーが、VRの世界に入ったらどうなるのか。

 といわけで、新宿のVR ZONE行ってきましたー。最新の流行に乗る敗北感と、VR初体験の喜びを享受してまいりました。
 同行はお友達のデサイナー女子。遊んでくれてありがとう~! LINEスタンプも絶賛販売中とのこと。チェケラ!

流行最前線に乗ってみたよ!

流行最前線に乗ってみたよ!

 スキーで崖に落ちたり、ベジータ様にかめはめ波の撃ち方を指導していただいたり、脱出病棟で取り乱したり、マリオカートでハンマーで殴られたりしてきました。

想像以上の臨場感!

想像以上の臨場感!

 すいません、脱出病棟ナメてました……。こ、ここ、こ怖すぎゆ! はうぅ……まだ恐怖の体験がフラッシュバックする……。車椅子に拘束された状態で、動かせるのは両手だけ。右手にライト、左手は車椅子の操作レバー。可能な操作は前進か後退のみ。というか、基本的に前進するしかないわけで、設定だけで下腹部のあたりがゾワゾワしてきます。
 ひいいぃぃぃ、殺すなら一思いに殺してくれーーーーー!!!
 VRマスクにはマイクもついており、仲間と会話をすることも可能。会話というか、友達女子の悲鳴がマイクを通して聴こえてくるだけ、と言えなくもなかった。当然せっちーの悲鳴も彼女に筒抜けだったはずであり、VR技術を使った最先端おもちゃではなく、地獄共有デバイスとしての印象の方が強い……。いやいや、でもむしろ、そこまでやってくれたからこそ悔いなしと断言できます。
 MPを一気に200くらい削られたような、げっそりとうなだれた面持ちで現実世界に(棺桶に入れられ)帰還。

 恐怖だけじゃない。明るく楽しいアトラクションだってあるんです。
 かめはめ波はめちゃくちゃ楽しかったー。正拳突きの構えのような体勢で気を溜め、自分の身体からスーパーサイヤ人2みたいなスパークが放たれたら、その状態から両手首を合わせたまま勢いよく前に突き出す! ゴリゴリと抉れる地面、発泡スチロールのように砕ける山、直撃を受けて崩れ落ちるクリリン。
 もしかしたら開発はしてるかもしれないけど、ファイナルフラッシュとか魔貫光殺砲とか気円斬とかも出してみたい!
 
 ここからは妄想ですが、VR新日本プロレスとかどうですか。VRシャイニングウィザードとか、VRフランケンシュタイナーとか、VRスペース・フライング・タイガードロップとか受けてみたくないですか。まぁ、シャイニングウィザードはVRじゃなくてもいいけど、VRマッスルスパークとか、VR邪王炎殺黒龍波とか……ああ、楽しい!

 チケットを使い果たしたので施設を後にする。屋外は相変わらず日差しが強烈で、尋常じゃない蒸し暑さ……。あぁ、生きてるってこういうことよね。
 命の大切さを噛み締めながらも、DJブースなどに立ち寄る元気はありませんでした。心と身体の癒しを求め、近くのカフェで放心することに。

スイーツは正義

スイーツは正義

 恐怖体験や、マリオカートで相手を陥れる快楽についての話もそこそこに、デザイナーあるある話で盛り上がった。やはり同業者、お互いに共感しまくりの楽しいひと時でございました。また語りたい。何時間でも語れる。

 VR体験の後は、武蔵小杉のブルームーブスタジオに移動し、ダンス×お芝居×笑いの舞台『流星ライブ』を観劇。毎年恒例の舞台で、せっちーの夏のお楽しみー。BEAT座CLUB主宰の杉谷タダシさんもご出演されています!

劇団Ryu Say 2017公演

劇団Ryu Say 2017公演

 今回も楽しかったー。はふー、あんなにカッコよくダンスが踊れたらどんなに素敵でしょう……。

劇団流星
http://ryusay.main.jp/index.html

Dance Planning Office『Bloomove DANCE STUDIO』
http://bloomove.com/index.html

 前々回から、スタッフとしてエンドロールにクレジットしていただいているのです。えっへん、自慢自慢~! こんな素晴らしい舞台に関わらせていただき光栄でございます、どうもありがとうございます~!

 ところでつい先日の東京、短時間でしたが、ものすごい雷雨でしたね。いやーん、雷怖いー(棒)

 家庭でもVRを楽しむことが出来る。いい時代になったものですね~。古参ゲーマーとして感慨深いです。

バレトン初体験

 和太鼓&タップダンスのリズムパフォーマンス集団のBEAT座CLUB。メンバーの一人であるcomakiさんが主催されているバレトンのレッスンに参加してまいりました。
 バレトンとは、バレエ×ヨガ×筋トレの要素を組み合わせたエクササイズプログラム。
 楽しかったー。そして想像を遥かに上回るトレーニング効果。普段使ってない筋肉が実に正直に壊れてくれました。これは定期的に続けたい!

comakiさんBLOG
「smiti Balletone&yogaおわりました。」

2017.1.14_smiti Balletone&yoga

2017.1.14_smiti Balletone&yoga

 バレトンの後に和太鼓の稽古だったのですが、バレトンの効果をここで実感しました。びっくりするくらい腕が上がらない&回らない。鏡の映る姿は土偶の如し。
 無理をすると身体を壊してしまいますが、こういう時こそ無駄のない効率的な動きを追求するチャンスでもあります。腕力ではなく、体幹や関節の使い方、重力や遠心力など地球の力を上手く使って太鼓を打ち鳴らすのです。

 言うは易し。

 稽古後。さすがにそれ以上、何もする気になれず渋谷上空で休憩。

有翼人視点

有翼人視点

  本日のせっちーは夕方早々に閉店いたしました。またのご来店、心よりお待ちしております。
 善き一日でございました。どうもありがとうございました。

 バレトン、とてもいい身体操作の稽古になります。とても楽しいい、非常に良質な汗をかくことができます。皆さん、ぜひcomakiさんのレッスン受けてみてください!!