自我の目覚め、かわさきタップフェスティバル2019

 かわさきタップフェスティバル2019、今年はToTTori家というユニットで出演させていただきました。ありがとうございました!
 かわさきタップフェスティバルには毎年出演させていただいているのですが、これまでずっとドラムだったり和太鼓だったり、ミュージシャン枠で出演でした。なので、実はタップダンサーとして出演したことがなかったのです。タップダンスのフェスティバルなのに!
 タップフェスティバルというコンセプトからの視線はヒシヒシと感じつつも、なんとなく目を逸らし続けてきたこの数年。満を持して今回はタップダンサーとして出演させていただきました。そういう意味では、せっちーにとって真のかわさきタップフェスティバルのデビュー戦でした。

 とはいえ、これだけ凄まじいハイレベルなタップダンサーの方々の中にあって、せっちーごときのタップについて述べることは何もないでしょう。ウサギがティラノサウルスと闘えと言われてるようなもんです。でもね、このウサギは逃げないんだぜ。

出演者さまは下記の通り。(敬称略)

・Upsy-Daisy Girls
・Upsy-Daisy Newcomers
・Upsy-Daisy Pervert
・ad-hoc
・R’s Tap Theater
・こなべ組
・TAP-LOVERS
・Dance Works from Taiwan
・Dimple’s
・中川裕季子リズミーハーツ (22日19時半のみの出演)
・RED SHOES
・RoseLove with Friends (23日16時のみの出演)

かわさきタップフェスティバル2019_ウラ
かわさきタップフェスティバル2019_ウラ

主催の藤川誠さんのスタジオ、M’S TAP FACTORYから Upsy-Daisy の皆さまをはじめ、
Dimple’sさんは 滋賀から。
Dance Works from Taiwanさんは台湾から。
ad-hocさんは超絶タップダンサー集団 。
RoseLoveさんはミュージカル「アニー」の三代目アニー 。
ゲストはFunk-a-Babyさん 。
等々、ちょっともう書ききれないくらいスゴい方々ばかり。

 せっちーはひたすら愚直に不器用なタップを踏むことしかできませんが、これだけ偉大なタップダンサー様達の胸をお借りできたことが非常に光栄でございました。
 もちろん楽しいことばかりではないですが、それを乗り越えたということが自信につながりました。特に、単純なフィジカルの技術力だけではなく、自分と徹底的に向き合うことが必要なため精神世界での影響が大きかったです。まぁそれは別に今回に限らず、師匠や先輩方とご一緒させていただく舞台はいつもそうなのですが。
 せっちーとしてのアイデンティティや立ち位置、チーム内外における相対的なヒエラルキーのようなものまで、深く考えさせられる舞台でございました。

かわさきタップフェスティバル2019集合写真
かわさきタップフェスティバル2019集合写真

 もっとフェスティバルそのものを純粋に楽しめるようになりたいなー。タップダンスを共通言語として、タップダンサーの皆さまとタップ言語で会話ができるように!
 関わってくださった皆さま、本当にありがとうございました!!

2019/9/8 バンドコンパ in 立川BABEL。タップダンサーとして

 立川BABELにて開催されたバンドコンパに出演させていただきました。今回はダンス枠での出演。

 中央線豊田駅の近くにあるライブハウス「ぞうさん食堂」でいつもお世話になっているにゃーさん主催のライブイベント。ななな、な、なんと今回で20周年とのこと。20年! 一つのことをこんなに継続するのって並大抵のことじゃないですよ。ご自身もドラムやカホン、ボーカルとしてご活躍されながらイベントまで主催されて……ほんとに尊敬します!

 イベントのタイトル通りバンドのイベントなのですが、バンド演奏の合間にサブステージでダンスやマジックなどの演目を挟もうという趣向です。その方針、大賛成であります!! せっちーもバンドのライブを見るのは好きなのですが、何バンドも続くとさすがに疲れるんですよね。転換の時間とか虚無な感じになっちゃうし。(感じ方には個人差があります)
 そこで今回はせっちーに、タップダンスでお声かけをいただいたというわけです。ありがとうございます!

こんなせっちー

 こんなせっちーではございますが、そこそこの年数、バンド活動を続けてまいりました。ロックなライブハウスに出る時は当然バンドでのエントリーが多く、肩書としてはまぁ一応、一応ではありますが[バンドマン]として長年活動してたわけです。そんなライブハウスに、[タップダンサー]という肩書きで出演する。せっちーにしてみれば「なんとまぁ、遠いところまで来たことであるか」という感じなのです。遠い目ですよ。バンドばっかりやってた頃は、自分がダンサーとしてライブに出るなんて想像すらしてなかったのですから。
 そんなわけで、一人で勝手に感慨深げな想いにしみじみと浸っていたのです。

 今回のライブには、せっちーがアシスタントをさせていただいている新丸子タップダンススタジオのキッズクラスのみんなにもご協力していただきました。愛くるしい子どもの力を使ってせっちーの好感度を上げようという魂胆です。うへへ。彼らは10年後、どんなダンサーになってるでしょうか。今のうちに直筆サインもらって老後の資金にさせてもらうことにしましょう!
 また、大人クラスの方々にもお力添えをいただきました。ありがとうございます。今回のライブ、せっちー一人の力では成し遂げることはできませんでした!

キッズのみんな、先輩、仲間たち。何よりの宝です!

 当日は台風接近の報あり。朝一番、雨が降り出す前にタップ板の搬入を画策するも、僅差で土砂降りに見舞われました。悲鳴を上げながら馴染みのインドカレー屋さんに避難。おほほ、朝からインドカレー。豪儀なり。贅沢な朝食を済ませ外に出ると相変わらずの雨。再び悲鳴を上げながらライブハウスの搬入口に向けて、雨水を吸い込んだ5枚のタップ板を抱え、地球の重力を存分に味わいながら全力ダッシュ。ドモホルンリンクルのように潤ったタップ板を抱きしめながら歯噛みしていると突如一転、灼熱の晴天。
 文字通り、水も滴るいい女装と化したせっちー。この滴りが雨か汗か涙かは知る術もありませんが、地球になんか負けないのだ。

 リハの時点で、用意してきた音源CDの読み込みに難ありということが判明。雨か、雨のせいなのか。PAさんにご相談させていただいたところ、CDの作り直しが必要との結論に。本番までは2時間。自宅に戻ってる時間はなし。ツイてない時なんてこんなものですよね。不幸中の幸い、音源は携帯端末に入っている。
 CD-Rを買い、なんとかパソコンが使える場所に行かなければ。ラッキーなこに、ライブハウスから徒歩10秒の距離にビデオボックスを発見。

 おぉっ、こ、これは……! いかがわしい掲示板などでよく見る店名……。いかがわしい目的で入店した人同士が個室で待ち合わせをしたりすることで有名なスポットではなかったか! 室内は完全防音……へえぇ、フルフラットシート……ほほぅ、なるほど…なるほどぉ。すっかり春色の妄想に満ちてしまった皆さんのご期待を裏切ってしまうのですが、もし仮にいかがわしいお誘いを受けたところで、今のせっちーにはそれに応えてる余裕などありはしないのです。
 迷わず入店。
 
 「あ、女装お断りなんで」

 受付のお兄さん、にべもなし。せっちーや皆さんのご期待もろとも、門前払いとなってしまいました。
 刻一刻迫る時間。若干テンパりつつ、CDが作れそうな場所を探す。続いて飛び込んだ漫画喫茶。こちらはすんなり入れていただき、無事CDの作成も完了。
 そんなアホみたいなことしてたもので、前半の出演者さんの演目を全然見ることが出来ませんでした……ふえぇ。

 本番では焼きたてほやほやのCDがいい音で鳴ってくれました。お客さまも温かく受け入れてくださり、キッズメンバーのパフォーマンスも冴えに冴え、本番前のドタバタの精神的疲れなんかコーカサス山脈の彼方まで吹っ飛んじゃいましたよ!

 出番が終わった後は、食べ放題の駄菓子を黙々と貪ったり、お客さまプレゼント抽選会のボール投げをさせていただいたり、数年前からの憧れのギタリストさんとお話させていただいてテンション爆上がったり、超絶ドラマーさんのスティックさばきに目と心を奪われたりしてました。

新しい出会いに感謝。ぜひまた出演させてください!

  とてもとても素晴らしいライブに出演させていただくことが出来ました。関係者の皆さま、ほんとうにどうもありがとうございました!! またこの場所に帰ってきたいです!

 ライブ大団円の終演後。天気予報によれば、台風が 今まさに最接近中とのことでありました。

東京から神奈川まで横断、野外ライブ→照明合わせ

 立石フェスタに出演させて頂きました。ラフラフという三線とアコギのユニットに打楽器として参加させていただいております。ありがたいことに毎年お声かけをいただいて、立石フェスタには毎年お世話になっております。

 ラフラフの皆さんとはライブの対バンで知り合いました。その時に初めてお会いしたのですが、せっちーを気に入ってくださり、その日のラフラフの本番ステージに飛び入り参加までさせていただいてしまいました。それ以来、ライブに参加させていただいたり、こちらのライブにご出演いただいたりと、非常に温かい関係を築いてくださっています。

 立石フェスタの場所は京成立石駅。基本的に立石フェスタの時にしか足を運ばないのですが、駅前の商店街や飲み屋街の風情がたまらなく良いです。赤ちょうちん的な昭和の雰囲気が濃厚なのです。どんな街にでも意地汚く出店する〇民みたいなダセエ店とは一線を画すたたずまい。ぜひ夜にも訪れて、焼き鳥とかマカロニサラダとか食べてみたい。
 立石フェスタは運営されてるスタッフさんのお人柄もよく、今年もまたたいへん気持ちよく演奏させていただくことができました。せっちーはカホンを叩いたり、棒を回したり、世界に愛を振りまいたりしました。

 ライブ後は居酒屋で泥水のようにぐでーっとしたかったのですが、この日は大切な用事がありソッコーで電車に飛び乗りました。その用事とは、かわさきタップフェスティバル2019の照明合わせ。目的地は武蔵小杉。
 そうそうたるタップダンサーの皆さまが集まる、国内トップクラスの規模で開催されるタップダンスの祭典です。

 今回はToTTori家というユニットで出演させていただきます。いつもはドラムや和太鼓での出演なのですが、今回はタップダンスのみで臨みます。肩書きはタップダンサーということですね。うひょお、怖え!
 みんな、エンジョイよろしくよ!

ROCKIN’ BEAT RIDE

 メイン人格であるせっちーが意識を失ってる間に投稿してやる。ごきげんよう、ゼノン=せっちーである。

 せっちーのヤツめ、久しぶりにロックなイベントに呼ばれて喜んでいたが、我輩が肉体と精神を乗っ取ってやりたい放題やってきてやったわ!

夢かうつつか幻か 己れの血潮の騒ぐまま
夢かうつつか幻か 己れの血潮の騒ぐまま

 数年前まではわりと頻繁にせっちーの意識を乗っ取ることができていたのだが、ある時から我輩を意識から締め出すようになった。どうやら我輩のキャラが強すぎるがあまり、そのキャラに振り回されて乗りこなすことができないジレンマに捕らわれていたようだ。うむ、さもありなん。実力もない奴が安易に見た目のインパクトに走りたがるのはよくあることだ。せっちー、オマエのことだぞ。
 それ以来、我輩はせっちーの意識の奥底にしっかりと封印されてしまい全く身動きができなかったのだが、今回隙をついてようやく外の世界に戻ることができた。今後また封印されてしまうのかどうかはせっちー次第だが、少しでも隙を見せればいつでも人格を乗っ取ってやるから覚悟しておくがよい。

2019/8/31(土) 十日市場 LIVE Cafe2000
2019/8/31(土) 十日市場 LIVE Cafe2000

 さて、十日市場にあるLIVECafe2000。たいへん居心地のよいハコであった! ROCKIN’ BEAT RIDEというイベントのタイトル通り、出演バンドもロックにライドする音楽ばかりで、ノリのよい店長キャサリン氏と踊り狂うなどライブを満喫することができた。イベントに誘ってくれたSEX☆HISTORYのメンバーには、せっちーが身をくねらせながら喜び悶えていたことをお伝えしておきたい。
 我輩はエフェクターの使い方がまだまだ未熟ではあったが、そのへんはせっちーのヤツにしっかり勉強させておくことにしよう。せいぜい励むがいい。

 おっと、そろそろお別れ時間のようだ。我輩のステージをじっくり見たい者は、ぜひ次のミサに足を運んでくれたまえ。ではまた会おう!