上野恩賜公園 野外ステージでギター弾いてきました。
会場まで足をお運びいただいたお客さま、競演および共演してくださった皆さま、会場をお世話してくださった管理人の皆さま、主催者さま、本当にどうもありがとうございました! こういう手作り感いっぱいのイベントって大好きです。自分たちでイベントを作ってる錯覚に浸れるのです。実際は、9割がた主催者さんが作ってくださってるのですが、残りの1割だけでも充足感が得られるのです。もしかしたら、1割だけのお手伝いだから充足感が得られるのかもしれませんが。
主催者のちゃかさん、いつもありがとうございます! 個人的には、スタジオライブとかライブハウスで演奏するのと、野外・公共の場で演奏するのって全然意味が違うと思ってます。あくまで僕の中での認識の問題なんですけど。
[一般論ではなく、自分自身の問題としてです]
たとえばライブハウスでやる場合、出演者もお客さんも、その時間と空間で演奏される “音楽を視聴すること” を目的としてるのではないかと思います。なんというか、その場の演奏に対する『いいね!沸点』とでもいうようなものを、無意識のうちにある程度低めに設定していただいてるように感じるのです。もちろん個人差はあると思いますが。
でも、 “公園に来たらたまたまなんか音楽の催しが開催されてるから見てみるか” 、っていう人は、前提条件が全く違うように思うのです。そういう人たちにとっては、僕たちの演奏ってメインディッシュじゃないんですよね。美味かったら食ってやってもいいよ、くらいの添え物として認識されてるのではないでしょうか。だからつまんなかったら、何の余韻もなくさっさと帰っちゃう。
お客さんにとっての『見る』『聴く』目的が違うのだから、それに合わせた演奏をする必要があるのではないかと思っています。なので、一方的に自己主張をするだけならライブハウスでやるのが一番目的に適っているのではないかと。だからって、無私の精神でお客様に100%迎合せよ、なんて極端なことは微塵も思ってませんが。バランスの問題なのでしょうね。お客さんのことを念頭に置きつつも、いかに自己表現を両立させるか、みたいな。
そんなお客さんたちから手拍子をいただけたってことは、ミシュランの三ツ星なんて大そうなことではないにしても、「まぁ別に不味くはないんじゃない?」くらいの反応をいただけたと解釈してしまっていいのかなー、なんて思ったりもして。あはーん。
別に、野外が高尚で、ライブハウスが高尚ではない、なんてことは微塵も考えてませんよ! あくまで目的と手段の違いを述べてるだけです。優劣の話とかでもなくて、目的と手段の違いの話です。僕の腕前でライブハウスを沸かせることができるのか、と問われれば間違いなく否ですし。それに、本当に素晴らしい音楽だったら、野外とかライブハウスとか全然関係ないですし。
最近、素晴らしいライブを立て続けに拝見したばかりなので色々考えてしまったのです。
打ち上げで、みんなで焼き鳥をつつきながらそんな真面目な話をしました。乳首とかローソクとか、そういう話もしましたけど。
いつか自分も客席をダンスホールみたいにできるようになりたい!
それはまだまだ先の話だなー。でも、全然知らない人から「よかったよ!」って言ってもらえたことが、すごくうれしかったのです。