長野県飯田市へ、和太鼓とタップダンスの修行旅。

 静岡の次は長野!
 長野県の飯田市で活動されているタップダンスチーム、ダンシングナッツ&FunTapsの皆さまのリハに参加させていただきました。

ダンシングナッツ&FunTapsの稽古場

ダンシングナッツ&FunTapsの稽古場

 今回は高速バスでの一人旅。豪雨と事故渋滞に見舞われ、日本の高速道路事情の洗礼を浴びてまいりました。

高速道路に徒歩で侵入する優越感

高速道路に徒歩で侵入する優越感

 幸い、屋根のない屋外に出る時は小雨程度になっていることが多く、あえて傘をもっていかないギャンブルには見事勝利。いいから折り畳み傘くらい買え、という話であります。

 自家栽培、自家発電、自家調理というエコハウスで、飯田における和太鼓の師匠であるトシさんのライブ。ローディーとして連れていっていただきました。

トシさんがパーカッションで参加されているバンド、Arcadia

トシさんがパーカッションで参加されているバンド、Arcadia


 手打ちそば、手ごねハンバーグ、豆腐ステーキなど絶品料理を頂き、あまりの美味しさに思わず体の内側から健康になりました。
美への探究心!

美への探究心!

 お茶や夜のお菓子まで振舞っていただきました。うなぎパイも美味しかったです! すっかり満腹になりライブを満喫しました。ローディーっていうか、ただの客……?

東京都民が長野県で浜名湖名物を食べる。何がホームで何がアウェイなのか

東京都民が長野県で浜名湖名物を食べる。何がホームで何がアウェイなのか

 エコハウスは山の上に建てられたログハウスであり、飯田市の街並みが一望できる絶景ロケーションでした。しかもこの日はお祭りがあったらしく、花火大会も開催されていました。打ち上げ花火を上から見るって初めての経験でした。

 ライブ後はトシさんの道場で和太鼓の特訓。
 前日の三島で自分の力不足を思い知らされため、必死の思いで臨みました。太鼓は「叩く」んじゃなくて、「打つ」んですよ!

 仮眠をとった後、青少年勤労ホームに移動しタップダンスのレッスン。11/27(日)の伊那谷文芸祭に向けてのリハーサル。今回の旅の目的はこれなのです。

 途中で冷やし中華などをすすりつつ、9時から16時までしっかりお稽古&リハ。去年の11月以来、ダンシングナッツ&FunTapsの皆さまとの再会に感極まる思いでした。ご挨拶させていただけた皆さま、どうもありがとうございました! 東京と長野、物理的距離は遠くても、こうして縁が繋がることが何よりも嬉しいです。一年前に比べれば、多少は違和感なく演目に混ざれるようになったかな……。とはいえ、まだまだ浸透圧上げていかないと……技術と精神性は言うに及ばず……!
 お世話になったみなさま、本当にどうもありがとうございました! 今年の伊那谷文芸祭も頑張りますのでどうぞよろしくお願いいたします!

帰り際にチョコバナナパフェをご馳走になりました!

帰り際にチョコバナナパフェをご馳走になりました!

 帰りも高速バス。ほぼ満席のバス車内。
 ここにいるみんな、それぞれに楽しかったり疲れたりしてきたのだろうか。などとしんみり思っている内にすとんと眠りに落ちました。

 双葉サービスエリアで休憩があり、皆思い思いにトイレや買い物に飛び出しました。車内で微動だにせずスマホを弄り続ける人もいましたが、それもまた立派な時間の使い方の一つでしょう。
 せっちーにとって長距離移動の醍醐味といえば道中の車内飲食。起き抜けのとろんとした目を血走らせ、素敵なおやつとの出会いを求めて売店へ。
 まぁ、基本的に足元を見られており、すべからく値段が高い。プリングルス味わいコンソメが252円!? 高っけぇ! 「別にあんたに買ってもらわなくてもいいんですよ、おやつなしのバス移動に耐えられるんならねwww」とでも言いたげな光り輝くコンソメカラーから目を背け店内を物色。
 飴やガムには比較的人道的価格がつけられているけれど、その程度では心が満たされず、バス内で禁断症状に苦しむことは目に見えている。かといって、売れ残りの常温たこ焼きに600円を払う気にもなれない。迫る出発時間と尿意。

 この素晴らしい飯田訪問を締めくくる車内飲食だ。きっとご先祖樣許してくださるだろう。屈辱の252円を支払い、実家からお土産としてリクエストされていた野沢菜茶漬けや松前漬けなどを小脇に抱え、バスに飛び乗りました。

 とても内容が濃く、そして得るものの大きな飯田訪問でした。お世話になった皆さま、本当にどうもありがとうございました!

Rythem Junkies、中島八坂太鼓の合同練習 in 三島

 東名高速で静岡県の三島市へ。9/4(日)の和太鼓イベント『仰望和太鼓』に向けて、中島八坂太鼓の皆さまとの合同練習!
 数日前の東海一人旅とは違い、今回はRythem Junkiesのメンバーと一緒での遠征です。
 深刻な渋滞に見舞われることもなく、武道の達人が音もなく相手の間合いに入り込むかの如くスムーズに静岡入り。

 富士山がでかい! いや、でかいことは知ってたけど、ここまで巨大とは……東京から遠目に眺めるのとは全然迫力が違う。眼前に広がる面積の違い。これは紛れもなく霊峰であります。

 集合時間まで時間があったので、三島観光に連れていっていただきました。日本最長 富士を望む大吊橋 三島スカイウォーク

「人魚みたい」とのお言葉を拝受。肉には猛毒がありそうです。

「人魚みたい」とのお言葉を拝受。肉には猛毒がありそうです。

 飛行機とか観覧車とかがあまり得意ではありません。というのも、常にネガティブな出来事を想像してしまうからです。
 このボルトが、何かの拍子に一つでも緩んだとしたら……連鎖反応で他のボルトも……そしてワイヤーが! 不条理な考えだという自覚はあるのですが、ワイヤーの太さに比べてボルトが小さすぎねぇ!?

想像力フル稼働

想像力フル稼働

 観光地企画『Flower Drop』。ウッドチャームという、花の種が埋め込まれたヒノキ材。それを吊り橋から渓谷に投げれば願いがかなうかも……。自然に帰る木材であり、種が実れば来年には花が咲く。一枚200円。

花の種付き木札投げ『Flower Drop』

花の種付き木札投げ『Flower Drop』


花が芽吹くことを願って……!

花が芽吹くことを願って……!

 一枚ごとに異なるメッセージが刻印されており、それぞれに想いを込めながら自分の一枚を厳選。

風のように自由に……

風のように自由に……

 吊り橋の中間地点から、くのいちが悪代官の延髄に向けてくないを投げるが如き勢いでウッドチャームを空に放……ったら、吊り橋のワイヤーに命中して勢いなくひらひらと渓谷に舞い落ちていきました。
 それもまた気ままな在り方の一つか。

 絶景でした。絶景写真は皆さまにお任せするとして。

柱の太さに比べてワイヤー細すぎねぇ!?

柱の太さに比べてワイヤー細すぎねぇ!?

 冷やしきゅうり150円。これが絶品! 遮るものが何もない真夏の紫外線を浴びながら、軽く塩を振ってボリボリといただきました。

火照った身体をクールダウン

火照った身体をクールダウン

 そしていきなりのメディア掲載!?

三島新聞に掲載!?

三島新聞に掲載!?

 ではなく、ハガキサイズの記念撮影プリントサービス。ちゃんとしたフレームに入った大判の写真は一枚1,200円とのこと。そうですか。

 3つあるという展望台を全て巡り、余すところなくスカイウォークを満喫いたしました。ありがとうございました!

柱と台座の連結部、コンパクト過ぎねぇ!?

柱と台座の連結部、コンパクト過ぎねぇ!?

 そして……。

 うなぎ!

一日2,000食の売り上げを誇る名店

一日2,000食の売り上げを誇る名店


 桜家

 かつて、中島八坂太鼓の構成員だったという店員さんとすっかり意気投合。親切で温かい店員さんだったー。どうもありがとうございました!
 10代の頃にうな重を食べた時、そのあまりの脂っこさに極上の胃もたれを起こし、「こんなもの2度と食うものか!」と胃粘膜に慰霊碑を打ち立てた記憶があります。
 それなりに年齢を重ね、いい加減なモノを出す店と、ちゃんとした品物を出してくれる店があることを学んできました。桜家は間違いなくちゃんとした店であり、そろそろうなぎに対するトラウマを解消してもいいだろう、と舌と胃酸を奮い立たせました!

25年ぶりくらいのうなぎ食

25年ぶりくらいのうなぎ食

 自律神経を奮い立たせるまでもなく、ちゃんとしたうなぎでした。味が深いのにあっさりしていて、一気に完食。
 そして合同練習へ!

課題を持ち帰ってまいりました

課題を持ち帰ってまいりました

 太鼓を打ち抜くことができず、太鼓のポテンシャルを引き出すことが全然できなかった……。グルーヴ感もグズグズで、己の力不足を痛いほど思い知りました。落ち込んでいても仕方ないので稽古あるのみです。そもそも落ち込むなんていう反応がおこがましいのだ。落ち込むほど上昇してないのだから。
 出来なかった、という経験を得たことが最高の経験だったかも。課題を各個撃破だ!

東海一人旅 

 静岡県の三島市に向かっております。いざ三島夏祭り
 来月の和太鼓公演『仰望和太鼓』で共演させていただく中島八坂太鼓さんの舞台を拝見し、あわよくばご挨拶させていただけたら、なんて大人の思惑を胸に秘めての東海一人旅です。
 交通費節約のため、新幹線は使わず在来線のみ。それなりに長距離の遠足といっていい距離であり、こういう時くらい携帯端末画面から目を離し、流れていく車窓の風景を愛でるべきではないでしょうか。
 などとカッコいいことを思っていたのですが、何かと連絡事項が多く、秦野を過ぎた辺りでようやく山の稜線に視線を這わせる余裕が出てきました。
 せっちーも、ぼけーっとしてるようで、意外とせわしない現代人なのだなぁと自嘲の笑みをこぼしたら、同じ車両にいた女子高生グループから「きもっ」という声が聞こえてきました。それは否定しないけど、どうか盗撮はやめておくれよ……。
 忙しくても、雨雲でどんよりと曇っていく空模様に対する警戒は常に怠っていません。問題は、傘がないということだけです。

タップ&和太鼓チームの新年会。人生初のお雑煮体験

 新年会~!

人生初お雑煮

人生初お雑煮


 お雑煮というものを初めて食べました。鶏の水炊きの中にお餅が入ってる感じで美味しかったです~。餅の汎用性の高さを実感しました。きっと、辛いラーメンやラザニアとかに入れても美味しいに違いないです。それはもうお雑煮ではないけれど。

 キックボクシングをやっている方にウォーミングアップを教えてもらいチャレンジしてみました。
 壁に両手をついて腰を落とし、ステップを踏みながら壁に向って膝蹴りをするように左右交互に腿を上げる、というものを一定のリズムで3分間。
 ふふん、和太鼓&タップダンスで鍛えた心肺機能を見せてやるぜ、と傲岸な気持ちで挑んだら1分で死にそうになりました。調子に乗って街でケンカふっかけた相手が須藤元気だった、みたいな感じでしょうか。ヘロヘロになりながらも3分間頑張った結果、ふくらはぎが破裂しそうなくらいの筋肉痛に身悶えております。うむ、それもまた心地よし。

 最後に太鼓の新曲を練習してお開きになりました。これでいよいよ本格的に2016年が始まった、と気が引き締まる思いです!
 みなさま、どうもありがとうございました。今年もどうぞよろしくお願いいたします!

偉大な先輩とツーショット

偉大な先輩とツーショット

年末年始は自然との対話を満喫してきました

 2015.12.30
 バンドリハまで時間あったので、スタジオ近くの大きな公園でタップと長棒の個人練習してきました。

自然と一体化するかのような爽快感

自然と一体化するかのような爽快感


 風がやや肌寒かったけれど、太陽がぽかぽかと気持ちよかったです。そしてこの広い空間! 周囲の機材の心配をせず、好きなだけ動くことができるって素敵~。この快適さ、クセになりそう。

 バンドリハが終わったら忘年会。よく行くカレー屋さんでたらふく飲み食いして、とても美味しく一年を締めくくりました。2016年はバンドでガッツリと演出を仕込めるようになりたいです。

インドカレーパーティー

インドカレーパーティー

 2016.1.1
 そんなわけで、あけましておめでとうございます。
 元日は、日本一美しいと言われている取水塔がある公園に行ってきました。

2016年、最初の澄んだ空気を吸ってきました

2016年、最初の澄んだ空気を吸ってきました


 閑散とした風景を期待して行ったら、凧揚げファミりーや、自転車の練習をする親子、毛糸の帽子やマフラーに身を包んだカップル様などでたいへん賑わっておりました。ほほぅ、手編みですか、そうですか。
 自らを鼓舞するようにペットボトルのウーロン茶をぐいっと飲んだら気管に入ってむせました。
 こんなせっちーですが、今年もどうぞよろしくお願いいたします!

完全プロ志向、手羽先集団

 だいたい3ヶ月に1回くらいの頻度で開催される手羽先の会。
 ソウル・ファンク界隈のミュージシャンが集まり、心行くまで手羽先を愛でる。ただそれだけの会です。手羽先のお作法を一から学ぶことが出来ます!
 ファンクセッションのなんたるかをご指導くださった兄さんや、演奏やMCで会場の世界観を作り上げる姿に憧憬の念を抱いている兄さんや、この会で知り合った素敵な兄さん・姉さんたち。そんな素晴らしいミュージシャンの皆さまと思う存分に語り合うことが出来る貴重な機会、これを見逃すことはできないのです!

 なんといっても今回の目玉は、手羽先100本!

実物はもっと迫力あったんだけどな……

実物はもっと迫力あったんだけどな……

 そして、それに群がる皆さま。

童心

童心


 そりゃ、そうなりますよ! このインパクト、写真では上手く伝えられないなー。

 後半に更にもう100本追加。もちろん食べきれるはずもなく、各自おみやげとして持ち帰り美味しくいただきました。
 今回も美味しくて楽しいイベントでしたー。関係者の皆さま、どうもありがとうございました~!!

完全プロ志向、手羽先集団

完全プロ志向、手羽先集団

和太鼓稽古場の近くでお祭りに遭遇

お祭り野郎の血が騒ぐ

お祭り野郎の血が騒ぐ


 大森駅前商店街の酉の市に遭遇。通りを練り歩き、厳選に厳選を重ねた結果、大判焼(チョコレート)とチキンステーキを購入。
 チキンステーキは300円で、味は甘口、辛口、激辛の三種類から選べるとのこと。

せっちー「オススメはどれですか~?」
肉屋「んー、辛口だねぇ~。やっぱちょっとピリッとした方がいいでしょう。お姉さんみたいに」
せっちー「やぁ、お上手おっしゃる~♪」

 肉屋の営業トークにまんまと笑みを引き出されてしまった。言葉を真に受けて喜んだ自分の単純さに妙な悔しさが込み上げてきた。
 単純というか、素直なだけだよ。誰も言ってくれないので自分で言ってみる。

 その場では思わず誉められた風の返しをしてしまったのだけれど、あらためてよく考えたらあんまり誉められたわけでもないし。

 チキンステーキはめちゃめちゃ美味しかったです。しかも300円とは思えないボリューム。味も辛口で大正解!
 他の屋台でフランクフルトが一本400円だったことを考えると、これはコスパ高過ぎでしょう!
 つかの間のお祭り気分を堪能しました。ごちそうさまでしたっ。お祭り大好き~!

 そんなお祭り野郎なせっちーが和太鼓を叩く機会はこちら。BEAT座CLUBの一員として参加させていただきます。今回は小芝居にもチャレンジだ。

【ライブ告知】
BEAT座CLUB、ゲスト出演いたします!

TAIKO-LAB等々力 第三回発表会 TAIKO LIVE 参
日にち:2015年11月8日(日)
時間:開場 14:00 / 開演 14:30
場所:ラゾーナ川崎プラザソル
料金:無料

TAIKO LIVE 参

TAIKO LIVE 参

伝統芸能の奥深さに打ちのめされてきました。長野県で和太鼓合宿!

 2015/10/3~10/5

 長野県の飯田市に、和太鼓の合宿に行ってきました。

道場。たいへんお世話になりました

道場。たいへんお世話になりました

 人生初の高速バス!
 始発駅からじゃなくて途中の停留所から乗りました。高速道路に停留所があることと、徒歩で高速道路に入れるなんていうこと、全然知りませんでした。特に、徒歩で高速道路に入れるというのは、関係者以外立ち入り禁止エリアに立ち入っているかのような背徳感と優越感を感じました。

 今回の旅では長野の名産品を食べ尽くしてやろうと目論んでました。ところが現地に着いて愕然としました。車がないと移動がままならぬ環境! 田舎、という言葉で括ってしまえばそれまでなのかもしれませんが、それ以上に交通機関の完備された都会っ子の軟弱さを存分に発揮することになりました。
 さておき、早速こんな挑発的なバス停に出迎えられました。素敵!

撮らざるを得ない一枚

撮らざるを得ない一枚

 初日の夜に駒ヶ根というところで友達と久しぶりの再会! 軽い食事に連れて行っていただきました。
 オシャレなロッジ風レストランで期間限定おすすめメニュー、松茸ペペロンチーノ一皿を3人で食べるという、一杯のかけそば気分を満喫してきました。松茸美味しかった~! ごちそうさまでした!

人生初の松茸

人生初の松茸

 長野県滞在中の、長野県っぽい食事はこれが最初で最後でした。

 その後、駒ヶ根のカントリーカフェというお店で開催されるライブを鑑賞。

【カントリーカフェ】
http://www.countrycafe.biz/

ライブレストラン、カントリーカフェ

ライブレストラン、カントリーカフェ

 この日のライブに出演されるパーカッションのトシさんという方が、今回の和太鼓合宿の師匠だったのです。下伊那の音楽業界のドン!

トシさん!

トシさん!


 素晴らしいパーカッションでした。リズム隊という枠を完全に超えたプレイやパフォーマンスの数々、もはやフロントマンでした。あらためて、打楽器の可能性に更なる広がりを感じました。
 トシさんと色々なお話をさせていただいたり、今回の長野旅のアテンドをしてくださるテンコさんと合流したり。

 ライブを見ながらエビカレーを食べました。アメリカンでカントリーな感じのテイストでした。

カレー好きとしては頼まずにいられない

カレー好きとしては頼まずにいられない

 その後、和太鼓の道場に移動。
 BEAT座CLUB主宰の杉谷さんと合流。ストーブを点けたり、お湯を沸かしたりしてるうちにトシさんも合流。さぁ、和太鼓の修行開始!
 カリン様に修行をしてもらう孫悟空のような気持ちでバチを握り締め、基礎の基礎からしっかり仕込んでいただきました!

サンドバッグでキックの自主練もしてきました

サンドバッグでキックの自主練もしてきました

 夜食にコンビニ寿司と唐揚げを食べました。
 明け方近くに道場を出て、トシさんの家に泊めていただきました。あつかましくお風呂をいただき、ミシミシと軋む二の腕と股関節をもみほぐし、暖かいオフトゥンに沈み込むように就寝。道場泊を覚悟していただけに感激でした。なんというご厚意……どうもありがとうございました!

 翌日は朝昼兼用食に、トシさん手作りのチャーハン定食(激ウマ!)を頂きました。ごちそうさまでした!

これはここでしか食べられません!

これはここでしか食べられません!

 午後からは杉谷さんのタップダンスワークショップを見学。

タップダンスワークショップ

タップダンスワークショップ


 その後、夕食に和風ハンバーグを食べながら、11月末に出演する伊那谷文芸祭の打ち合わせ。夜~朝まで道場で太鼓叩き。
 ここからBEAT座CLUBの上野さんと磯さんが合流。トシさんの修行にも熱が入りました。
お鬼楽Tシャツと上野さん

お鬼楽Tシャツと上野さん

 個人的には、伝統芸能の奥深さにすっかり打ちのめされてきました。郷土芸能としての和太鼓は良い意味で野卑で泥臭く、対して自分自身は悪い意味で洗練され過ぎていると感じました。舗装されたアスファルト道路しか知らない人間が、山奥の獣道に迷い込んだかのようなカルチャーショック。どちらの道に優劣があるということではなく、どちらも必要なのです。今の自分にはそういう意味での野卑さが全く欠けていると感じました。この気付きを得られただけで値千金の合宿でした!
 深夜にトシさんが帰られたあとは自主練タイム。朝まで、各々自分に必要な練習に打ち込みました。4人の屈強な男たちが自分の世界に入り込み、ひたすら太鼓を打ち続ける光景は壮観でした!

 夜食にヨモギ大福とポテトチップスとアロエヨーグルト。
 信州ソバとかローメンとか、めくるめく長野食の下調べもむなしく、ぼくの長野グルメへの夢は露と消えたのです。
 車って大事だ。車不要論を唱えていた18歳の自分のドヤ顔にパイを叩き付けに行きたい。あと、「車がないと女の子をデートに誘えないよー」「身分証明書代わりにあるといいよ」としか言わなかった周りの大人たちに物申したい。こんなに分かりやすい実害があるじゃねぇか! もちろん、ぼくみたいなアホの責任を転嫁される理由など全くないことは言うまでもありません。

 そんなことはどうでもよく。
 この合宿の成果は、

10/10(土) 練馬Be-born
11/8(日) ラゾーナ川崎
11/29(日) 伊那谷文芸祭

 で披露いたします。手応えは十分!
 特に10/10(土)は、かなり自由度高くセルフプロデュースが可能なライブなので、好きなように和太鼓叩いてみようと思います。ToTTori家からタップダンサーを2人引き連れ、ライブハウスにダンスの華を咲かせてきます!
 11月の舞台はどちらもBEAT座CLUBメンバーが出演なので見応え十分。どなたにも自信を持ってオススメできる舞台になっております!

 帰りは上野さんの車で送っていただきました。ありがとうございました!
 諏訪湖SAで休憩。

憧れの諏訪湖を肉眼で!

憧れの諏訪湖を肉眼で!

 歴史モノが好きなので、武田信玄、湖衣姫(由布姫)、御神渡り、といった単語が思い起こされ、一人でこっそり恍惚の表情を浮かべておりました。
 SA屋台でローメンを発見。迷わず注文。磯さんに豚タン串を奢っていただき、久しぶりにタンパク質と炭水化物をしっかり摂取。ありがとうございました!

未練がましい男の執念

未練がましい男の執念


 念願のローメンには期待していたような感動がなく、ややがっかり。SA屋台ではなく、ちゃんとしたお店のローメンならまた違う世界があるに違いない、とリベンジを誓いました。

 談合坂SAで休憩。野菜市場みたいな催しがあり、みんなで思い思いの野菜を買ってきました。安い!

談合!

談合!


 数日振りに帝都の地を踏んだ感慨もそこそこに、失われた睡眠時間を取り戻すかのように20時間近く眠ってしまいました。疲れたー。当分の間、徹夜は謹んでお断りいたします(申し訳ありません!)。でもその疲れに見合った経験値を獲得してまいりました。
 
 お世話になった皆さま、本当にどうもありがとうございました!

誰に何をどう見せるか、あるいは見せないか

なぜギタリストはステージでチューニングをするのか 兵庫慎司が“積年の謎”に迫る
http://realsound.jp/2015/09/post-4537.html

 ミュージシャン界隈からは否定的な反応が多いですね。というかフルボッコ。ぼくもこれは炎上狙いの釣り記事だと思います。
 でも納得できる指摘もありました。

 ギターやベースはチューニングが狂うものです。ピッチを気にする奏者なら一曲ごとに、どころか、演奏中でもチューニングしたいはず。
 でも。
 だからって、それを舞台上で客前でやるのはどうなのか、という論点はあってもいいのではないかと思いました。
 たとえば舞台役者は、幕が開いてから舞台上で喉の調子を整えたりしないですよね。

 声帯とギターは全然違うだろ。チューニングは温度・湿度・照明にだって影響されるんだ。ギター弾かないヤツは引っ込んでろ!

 おっしゃる通りです。
 でもそれは演奏者側の都合なんですよね。お客さんにとっては関係のないことではないでしょうか。
 もしステージ中にチューニングすることが『演出』として成立しているなら何の問題もないと思います。
 ライブを一つの総合芸術として捉えた場合、舞台上でチューニングする姿をお客さんに見せるという行為はどうなのか。ぼくは一考の価値ありだと思いました。
 ・チューニングは狂うものなのだから、舞台上で客前でチューニングするのは当然。
 ・チューニングは狂うものなのだから、舞台に支障をきたさないよう対策を講じる。
 目的によって手段は異なるので、良し悪しは分かりません。ただ、ダンスや演劇の舞台に接していなかったら、こういう視点からこの記事を読むことは出来なかったと思います。

 それ以外の部分には全く共感できない記事でしたが、自分が普段、電車内で化粧する女をどういう目で見ているか。そう考えたら背筋が冷たくなってしまいました。

「(演劇の)舞台は総合芸術」。自分の音楽はどうだろう

 今日は、かわさきタップフェスティバルの照明合わせでした。

かわさきタップフェスティバル照明合わせ

かわさきタップフェスティバル照明合わせ


 稽古場やスタジオできっちり仕上げたつもりでも、本番に近い環境でやらないと気付かないないことがたくさん!
 これで本番前のリハもあるのだから、なんて出演者に手厚いイベントなのだろうと感服いたしました。

 ところで先日、「(演劇の)舞台は総合芸術」という話を聞きました。

 最近、バンドのライブ以外への関わりが多くなりました。特にダンスや演劇の舞台に接する機会が多く、「舞台は総合芸術」という言葉の意味を日々肌で感じています。
 舞台の主となる演奏、演技、演舞の他にも、照明、音響、衣装、台本、演出、お客さんとの間など、『総合』の要素を挙げればキリがないでしょう。

 アマチュアバンドがやってるライブとは、そのへんのスタンスに大きな違いがあると感じました。(感じ方には個人差があります)
 バンドマンも、一回のライブを総合芸術としてこだわったら、もっと素晴らしいライブができるのではないか。今日はそんな手応えを持ち帰ってきました。
 プロがこだわるのは当然として、アマチュアでもこだわってる人はとっくにこだわってるんだろうなー。

 たとえば、街のライブハウスの照明オペレーターさんも本当はこだわりたいのかも。でもぼく側にそういう意識がなかったから、なんとなくの感じでやってくれてただけなのかもしれないですね。分からないですけど。
 特に歌ものなんかは歌詞があるのだし、曲ごとに展開があるのだから、演奏者の精神世界を具現化するのは容易なはず。今までこういう視点を持ってなかったのが悔やまれる……! 

 もちろん、「音楽家ならそれを音で表現しろよ!」という考えもありますが、ぼくは今、それだけじゃもったいない、という考えにとりつかれているのです。

 よーし、今度はライブ空間の演出に挑戦するぞ!