毎年、ユニットパフォーマンス部門で出演させていただいて参りましたが、今年はちょっと違いました。
10周年スペシャルコンサート!
出演される方は、RONxIIさん、SHUNさん、橋本直如さんなどなど、とんでもなくそうそうたるプロフェッショナルなタップダンサーの方ばかり。プロレスで例えれば、通常の興行ではなく、チャンピオンカーニバルみたいな感じです。
今回はBEAT座CLUBで出演させていただきました。
せっちーのタップダンサーとしてのレベルは他の出演者の方々に比べたらめちゃくちゃ低いです。プロレスでいうとジョバーです。
そんな噛ませ犬せっちーが、偉大なタップダンサーの方々と同じ舞台で闘うことができる余地があるとすれば和太鼓しかありません。いや、和太鼓だってまだまだジョバーなわけですが、手を使うリズム楽器なら決して闘えないこともないと思うのですが、どうでしょうか。
それに加えてBEAT座CLUBの演出にも多々救っていただき、今回このような素晴らしい舞台に立たせていただくことができました。本当にどうもありがとうございました!
10周年スペシャルコンサートがいかに素晴らしくスペシャルだったのかは、せっちーごときが100万の言葉をいくら必死に並べ立てたとしても、とてもとても表現しきれるものではありません。
タップの音ってこんなに美しく鳴るのか!
タップの世界ってこんなに広がるのか!
リズムに傾倒すると人はここまでマニアックになるのか!
感動の連続でした。
マニアックになるのはバンド界隈でも同じですよね。ほら、ドラマーだらけの集まりとか、トークの内容が先鋭的にカオスじゃないですか。いや、もちろんいい意味で。
本番終了後は打ち上げ。憧れの方々とお話をさせていただきました。
一次会のお店を追い出されるまで飲み続け、その後は終電を逃して帰れなくなった人たちだけで、宿泊場所を求めて川崎の街を練り歩くなど。
せっちー的トピックとしては、BEAT座CLUBの本編の演奏は言うに及ばず、フィナーレが大きな壁でした。
なんとBEAT座CLUBの皆さまをバックダンサーとして、せっちーが一人でフロントのセンターで踊ることになったのです。大抜擢、栄誉、吊し上げ、色んな言葉が頭を駆け巡りました。リビングレジェンドなタップダンサーの方々がいらっしゃる舞台で、噛ませ犬のせっちーがタップをするなんて……。まるで、ヤングライオンがG1 CLIMAXに抜擢されたようなものです。
でもでもこんな機会、望んでもそうそう得られることではありません。偉大なタップダンサーの皆さまの胸を借りるつもりで、ヤングライオンらしく一生懸命タップ踏ませていただきました。ここ数年でダントツの緊張! 顔見知りのスタッフさんには、リハーサル前の機材搬入時から緊張感が滲む顔色の悪さを指摘される始末。まさに身に余る光栄でございました。ありがとうございました。お目汚し、失礼いたしました!
ようし、今度はタップダンスソロコンテストへのエントリーが目標だ。目標にするだけならいいじゃないですか。花が咲こうと咲くまいと、生きていることが花なんだ!
水谷豊さん監督のタップダンスをテーマした映画。知ってる方がたくさん出演されてて心が沸き立ちます!