なぜギタリストはステージでチューニングをするのか 兵庫慎司が“積年の謎”に迫る
http://realsound.jp/2015/09/post-4537.html
ミュージシャン界隈からは否定的な反応が多いですね。というかフルボッコ。ぼくもこれは炎上狙いの釣り記事だと思います。
でも納得できる指摘もありました。
ギターやベースはチューニングが狂うものです。ピッチを気にする奏者なら一曲ごとに、どころか、演奏中でもチューニングしたいはず。
でも。
だからって、それを舞台上で客前でやるのはどうなのか、という論点はあってもいいのではないかと思いました。
たとえば舞台役者は、幕が開いてから舞台上で喉の調子を整えたりしないですよね。
声帯とギターは全然違うだろ。チューニングは温度・湿度・照明にだって影響されるんだ。ギター弾かないヤツは引っ込んでろ!
おっしゃる通りです。
でもそれは演奏者側の都合なんですよね。お客さんにとっては関係のないことではないでしょうか。
もしステージ中にチューニングすることが『演出』として成立しているなら何の問題もないと思います。
ライブを一つの総合芸術として捉えた場合、舞台上でチューニングする姿をお客さんに見せるという行為はどうなのか。ぼくは一考の価値ありだと思いました。
・チューニングは狂うものなのだから、舞台上で客前でチューニングするのは当然。
・チューニングは狂うものなのだから、舞台に支障をきたさないよう対策を講じる。
目的によって手段は異なるので、良し悪しは分かりません。ただ、ダンスや演劇の舞台に接していなかったら、こういう視点からこの記事を読むことは出来なかったと思います。
それ以外の部分には全く共感できない記事でしたが、自分が普段、電車内で化粧する女をどういう目で見ているか。そう考えたら背筋が冷たくなってしまいました。