First Live at Cotton1598、華と艶のライブでした!

 長野県飯田市での公演終わりました。
 とても長かったような気もするし、あっという間に終わってしまったような気もするし、怒涛で激動の数か月という感じでした。

 今回のトピックはなんといってもスペシャルゲスト、元宝塚の月組トップスター、伊吹あいさんをお迎えしての公演だったこと。不思議の国のBEAT座ワールドと、伊吹あいさんの美麗なステージのコラボレーションでした。

2020/1/19 BEAT座Tap loose CLUB First Live at Cotton1598
2020/1/19 BEAT座Tap loose CLUB First Live at Cotton1598

 伊吹あいさん、すごかったです……。これが宝塚歌劇団……みんな、目に焼き付けて!
 伊吹さんがステージに登場した瞬間、空間の質が一気に変わりました。次元が違うとはこのことか……。その瞬間、思わず「うわ、この人には勝てねぇ……!」と感じてしまいました。いや、別に伊吹さんへの対抗心なんて、そういうおこがましい考えでは決してないのです。そう、これは自分に対しての敗北感なのです。

 実はせっちー、本番の一週間前にも飯田に行ってました。BEAT座タップスタジオIIDAの皆さまは飯田にいて、せっちーは東京にいるわけで、全員揃ってのリハがなかなかできない状況だったのです。でもどうしても全体リハはやっておきたかったので、自ら志願して飯田にお伺いさせていただきました。ぶっちゃけ肉体的にも精神的にも結構キツかったのですが、今思い返しても絶対に必要なことだったと思うし、行ってよかったと思います。BEAT座タップスタジオIIDAのインストラクター、メグ先生とKaHoRi先生とも仲良くなりました!
 高速バスでの移動も慣れたもんです。コンビニで食料、おやつの仕入れも抜かりなし。途中のサービスエリアで買えばいいじゃないかという考えもありますが、サービスエリア商品の価格設定には基本的に足下を見られているため、バカバカしいのです。ローソンのミートソースパスタとポテチとメッツコーラ、そして少々のお昼寝。古のファラオにも味わえない至福です。

 前週の飯田訪問の時、伊吹あいさんのスタジオ『伊吹あいミュージカルスタジオ』でのリハにお伺いさせていただきました。伊吹あいさんと、BEAT座CLUB主宰の杉谷タダシさんのお二人の演目があり、そのためのリハだったのです。伊吹あいさんのことはお写真やCDなどで存じてましたが、実際にお会いするとなるとドキドキでした。何しろスーパースターさんですし、せっちーみたいなふざけたヤツが敷居をまたいでしまっていいのとか、怖い人だったらどうしよう、とか思うじゃないですか。
 結果、初対面でいきなりハグさせてもらっちゃいました。にゃぁあああああ、めっっっっちゃいい人でしたぁぁぁぁ!! さすが、器が大きいのですね!! わたくしのような者を受け入れてくださり本当に感謝でございました。何度でも申し上げたいです、ありがとうございました!!
 杉谷さんと伊吹さん、お二人の演目は圧巻! ただステージ上に「居る」だけで演目になる……! これが華なのですね……果てしねぇ。果てしねぇ……!

 今回は信濃毎日新聞さんの取材も入ってくださいました。
 伊吹あいさんと、BEAT座タップスタジオIIDAをつなぐ架け橋となってくれた、少女ダンスユニット『RAM』。伊吹さん、杉谷さん、RAMのトライアングルを中心に記事にしてくださいました。ありがとうこざいます!

最高のタップを飯田で

引用元:信濃毎日新聞さま

 せっちー個人のトピックとしては、お芝居に参加させていただいたこと。お芝居というか、小芝居というか、コントというか。セリフもいただいて四苦八苦……。とにかく間が大事!ということを学びました。二言三言程度のセリフしかないのに胃に穴が開く思い……ふえぇぇ。役者さんとかお笑いの人とか、ほんとにすごいなー、って思いました。
 ライブのテーマは青春、シーンは学校という設定。せっちーは橋本環奈になりました。薬師丸ひろ子でもいいけど。

おこったかんな♪ ゆるさないかんな♪ はしもとかーんな♪
はしもとかんなです。多少の異論は認めます

 今回の公演で、RAMというせっちー公認の妹ができました。かけがえのない、とても大切な三人です! 「せっちー公認の妹」ではあっても、決して「RAM公認の姉せっちー」ではない、ということには注意が必要でしょう。

 せっちー公認 妹 RAM
せっちー公認 妹 RAM。かわいい~!

ラブとハッピーしかなかった、TOY-BOX Vol.1

TOY-BOX Vol.1、出演させていただきました。ありがとうございました!

2019/12/28(土)TOY-BOX主催「TOY-BOX」 ラブとハッピーしかなかった!
2019/12/28(土)TOY-BOX主催「TOY-BOX」 ラブとハッピーしかなかった!

 本当にダンサーイベントでした。さすがみなさんプロダンサー。素晴らしい演目の数々を見せていただいたというより、魅せていただきました。まさに技術の極地……ダンスの世界は広くて深いですね。出演されてる方々のダンスに対する真摯な想い、心の芯に響きまくりでした。ネガティブ名印象をもたれがちな表現となってしまいますが、ストレートな言葉通りの意味で意識が高かったです! はふー、すご過ぎる!

せっちーはダンサーなの?

 そんな中、せっちーはミュージシャンとしての自我を捨てることはできず、このような形になりました。

新ジャンル、ニューハーフベーシストダンサー。混沌か!
ダンスイベントです。こう見えてもダンスしてます。

 捨てることができないというか、本職のダンサーさんの中に入ってしまったら、せっちーなんてただの見た目が面白いだけの奴ですから。いや、ほんとに。そこまで自分を卑下したくはないけれど、残念ながら厳然たる事実がそこにはあります。そこでどう闘うか、を容量が8bitくらいしかない頭で考えた結果としてのステージだったのでございます。
 運営の皆さま、出演者の皆さま、お店のスタッフさま、お客さま、みんな優しくてあたたかかったー。みなさん、本当にありがとうございましたー。

TOY-BOX Vol.1
TOY-BOX Vol.1

飽きさせないイベント創り、あるいはその顕在性

 今回のイベントで特に強く感じたのは、お客さんを飽きさせない工夫に満ちていたということ。まず、1組あたりの持ち時間は、メンバー数により5~10分と短いこと。そしてジャンルの幅。いろんなジャンルのダンサーが出演されていました。K-POP、ヒール、フラメンコ、ジャズ、ロック、インプロなどなど。
 短い間隔で出演者が入れ替わっていき、さらにそれぞれジャンルが異なるダンス。出演者さんだって、その5分の中で構成なり、起承転結なり、エンターテイメントとして飽きさせない演目として仕上げてるわけで、そりゃあ飽きないですよね。素晴らしいイベントだと感じました!
 偉そうに「ミュージシャンとしての自我」などと知ったようなことをヌカしておきながら、その自我を否定するようなことを書きますが、ミュージシャンのライブには決定的にその意識が欠けていると感じます。ライブハウスとかでよくあるブッキングライブなら、1組あたり30分で5組みたいな感じですよね。ぶっちゃけ、中には「このバンド、早く終わってくれないかな」と思うバンドだってあるじゃないですか。それは上手下手の問題だけじゃなくて、好みとかその時の体調とかもあるわけで、感じ方に個人差はあると思いますが。
 個人的な想いでしかありませんが、バンドマンやイベンターの皆さまにはそのへんのことも少し考えていただけると嬉しいなって思います。
 バンドで持ち時間が30分だから6曲できる。スタジオでよく交わされる会話のパターンかと思いますが、上手な演奏だから良い、ということではないです。「その演奏、お客さん飽きない? ずっとワクワクしてられる?」 その問いかけを常に心に留めおくと、5分ってめちゃくちゃ長く感じます。少なくともせっちーにとっては長いです。それが30分とかになったら、相当頭使って演目を作り上げないと厳しい、って思います。もちろんプロの方はみんなそうしてらっしゃるわけで。
 「じゃあオマエはできてんのかよ!」というツッコミが十字砲火のように浴びせられると思いますが、もちろん甘んじて銃弾を受けることしかできませんとも。
 それでもお客さんに は「来てよかった」「楽しかった」という感想を持って帰っていただきたいなって思います。

ハッピーのお持ち帰りイメージ
ハッピーをお持ち帰りいただきたい

めんどくさい奴にはなりたくない

 その考え方を人に押し付ける気は全くないのですが、自分が主体的に関わることについては自問し続けていきたいと思います。
 でもでも、純粋に楽しむことを目的にやってる演奏なら、それはそれで全然いいんです。そこに明確なコンセプトがあり、それがお客さんに伝わってれば問題ないんです。……いやまてよ、この書き方だと人に押し付けてる感じがするな。。。うーん、なんかいやだ、独善的にはなりたくない。でも多少の主張はしたい。ちょっとめんどくさい奴になりかけてる自覚ありです。これはちょっと自分の中で整理が必要そうですね。。。

頭を悩ませてるイメージ
めんどくさい奴になりたくなーい!

 美味しいカレーを食べると味覚が満たされますが、美味しいを超えたカレーを食べると心が満たされます。今回、素晴らしいダンスの数々に感動しました。せっちーの心はとても豊かに満たされました!
 

お褒めの言葉、いただきました。大歓喜!

 あと、ライブハウスの方に、客席での観覧態度を誉めていただきました。コール&レスポンスへの反応や、客席からの盛り上げ方、お帰りになるお客様への対応などなど、「会場の後ろからずっと見てたけど大したもんだ」とのこと。

 

 ……客席での評価かよ!

 などとやさぐれることは全ーーーっ然ございません! 盛り上げるつもりでやったことが盛り上がりにつながったと客観的にご判断していただけたのはめちゃくちゃ嬉しいです!! ありがとうございます!!(ネタとかじゃなくホントに喜んでます!)
 これからも、他の出演者さんの演目に、嫌われない程度に客席からヤジを飛ばしつつ拝見してまいりたいと思っております。黙ってて欲しい時は遠慮なく言ってください。よろしくお願いします。

立川楽市2019出演。祭好きの血が騒ぐ

2019.11.4(月)
「たちかわ楽市2019」
http://www.tbt.gr.jp/rakuichi/2019autumn/
国営昭和記念公園みどりの文化ゾーン
10:00~16:00
(出番はBステージ10:00~10:30)
観覧無料

 立川の楽市2019に出演させて頂きました。
 昭和の名曲をジャズ風にアレンジするバンド『クレイジーキャットモ』。せっちーはドラムとタップダンスをさせて頂きました。演奏100%、ビジュアル100%、合計200%バンドです。タップダンスの稽古で得たインプットをじゃんじゃんアウトプットしてまいります!
 今回も野外イベント。場所は昭和記念公園でした。

クレイジーキャットモin立川楽市
クレイジーキャットモin立川楽市

 楽市はとても規模の大きなお祭りイベントです。昭和記念公園内には複数のライブステージが用意され、屋台のお店もたーーーくさん! うひょおおおお、こういう雰囲気、大好き!
 5歳児並みのウキウキテンション。いてもたってもいられず、素敵な屋台飯を求めて公園内をうろうろ。このお祭りムード全開の空間においては、せっちーのような不審者がゴシック調のミニスカートでウロウロしていても誰も見咎めたりはしません。屋台のお店で買った熱々のお汁粉をはふはふしてたら、「コスプレイヤーの方ですか?」と聞かれたので「いえ、普段着なんです」と答えてしまいました。なんだか色々すいません…。
 
 せっちー的には、この日はお仕事をしなければいけない予定でもあったので、演奏後はマッハでwi-fiのあるカフェに飛び込み、ドヤ顔でパソコンを広げておりました。
 これはお仕事関係者へのアピールになりますが、演奏は午前中に終わって、お昼前から18:00過ぎまでちゃんとお仕事してましたからね!

久米川にライブバー、太陽と月灯りが開店

 ライブやイベントでたいへんお世話になっているYajiさんが、このたび久米川にライブバーを開店されました。
 
 太陽と月灯り
 https://taiyoutsukiakari.wixsite.com/taitsuki2019
  
 ドラムなど大音量の楽器はNGですが、アコースティックや弾き語りなどを中心に、ものすごく野心的に多種多様なイベントをほぼ毎日企画されています。
 開店のお祝いに行こうと思ってたのですが、開店当日は予定が入ってしまっており行けず。開店3日目にようやくお祝いにお伺いすることができました。
 マスターのYajiさんから、せっちーさんも出てください、とのありがた過ぎるお言葉をいただき、このたび出演させていただけることとなりました。ありがとうございます~!!
 
 今回せっちーはタップダンスで出演させていただきました。音量の問題から和太鼓は使えないので、タップダンス一本勝負です。となると、色々考えないとけないですね。よっぽとすごいタップが踏めるならまだしも、せっちー程度のタップではそれなりにネタを仕込んでおかないとすぐに飽きられてしまいます。
 いつもやってるネタはもちろんのこと、今回はお客さんを笑わせるための演目も一つ仕込みました。飛び道具上等。せっちーは人生そのものが飛び道具みたいなもんですが。
 結果、そこそこいい反応がゲットできたと自分では思ったのですがどうだったでしょうか。人を笑わせることを目的とした演目で、人を笑わせることができた。これはせっちーにとってはものすごく大きな出来事なのです。
 しゅっえん
 
 とても気持ちのいい時間と空間を提供してくださるお店です。もしご興味ある方はぜひ一度足を運んでみてください~!

自我の目覚め、かわさきタップフェスティバル2019

 かわさきタップフェスティバル2019、今年はToTTori家というユニットで出演させていただきました。ありがとうございました!
 かわさきタップフェスティバルには毎年出演させていただいているのですが、これまでずっとドラムだったり和太鼓だったり、ミュージシャン枠で出演でした。なので、実はタップダンサーとして出演したことがなかったのです。タップダンスのフェスティバルなのに!
 タップフェスティバルというコンセプトからの視線はヒシヒシと感じつつも、なんとなく目を逸らし続けてきたこの数年。満を持して今回はタップダンサーとして出演させていただきました。そういう意味では、せっちーにとって真のかわさきタップフェスティバルのデビュー戦でした。

 とはいえ、これだけ凄まじいハイレベルなタップダンサーの方々の中にあって、せっちーごときのタップについて述べることは何もないでしょう。ウサギがティラノサウルスと闘えと言われてるようなもんです。でもね、このウサギは逃げないんだぜ。

出演者さまは下記の通り。(敬称略)

・Upsy-Daisy Girls
・Upsy-Daisy Newcomers
・Upsy-Daisy Pervert
・ad-hoc
・R’s Tap Theater
・こなべ組
・TAP-LOVERS
・Dance Works from Taiwan
・Dimple’s
・中川裕季子リズミーハーツ (22日19時半のみの出演)
・RED SHOES
・RoseLove with Friends (23日16時のみの出演)

かわさきタップフェスティバル2019_ウラ
かわさきタップフェスティバル2019_ウラ

主催の藤川誠さんのスタジオ、M’S TAP FACTORYから Upsy-Daisy の皆さまをはじめ、
Dimple’sさんは 滋賀から。
Dance Works from Taiwanさんは台湾から。
ad-hocさんは超絶タップダンサー集団 。
RoseLoveさんはミュージカル「アニー」の三代目アニー 。
ゲストはFunk-a-Babyさん 。
等々、ちょっともう書ききれないくらいスゴい方々ばかり。

 せっちーはひたすら愚直に不器用なタップを踏むことしかできませんが、これだけ偉大なタップダンサー様達の胸をお借りできたことが非常に光栄でございました。
 もちろん楽しいことばかりではないですが、それを乗り越えたということが自信につながりました。特に、単純なフィジカルの技術力だけではなく、自分と徹底的に向き合うことが必要なため精神世界での影響が大きかったです。まぁそれは別に今回に限らず、師匠や先輩方とご一緒させていただく舞台はいつもそうなのですが。
 せっちーとしてのアイデンティティや立ち位置、チーム内外における相対的なヒエラルキーのようなものまで、深く考えさせられる舞台でございました。

かわさきタップフェスティバル2019集合写真
かわさきタップフェスティバル2019集合写真

 もっとフェスティバルそのものを純粋に楽しめるようになりたいなー。タップダンスを共通言語として、タップダンサーの皆さまとタップ言語で会話ができるように!
 関わってくださった皆さま、本当にありがとうございました!!

2019/9/8 バンドコンパ in 立川BABEL。タップダンサーとして

 立川BABELにて開催されたバンドコンパに出演させていただきました。今回はダンス枠での出演。

 中央線豊田駅の近くにあるライブハウス「ぞうさん食堂」でいつもお世話になっているにゃーさん主催のライブイベント。ななな、な、なんと今回で20周年とのこと。20年! 一つのことをこんなに継続するのって並大抵のことじゃないですよ。ご自身もドラムやカホン、ボーカルとしてご活躍されながらイベントまで主催されて……ほんとに尊敬します!

 イベントのタイトル通りバンドのイベントなのですが、バンド演奏の合間にサブステージでダンスやマジックなどの演目を挟もうという趣向です。その方針、大賛成であります!! せっちーもバンドのライブを見るのは好きなのですが、何バンドも続くとさすがに疲れるんですよね。転換の時間とか虚無な感じになっちゃうし。(感じ方には個人差があります)
 そこで今回はせっちーに、タップダンスでお声かけをいただいたというわけです。ありがとうございます!

こんなせっちー

 こんなせっちーではございますが、そこそこの年数、バンド活動を続けてまいりました。ロックなライブハウスに出る時は当然バンドでのエントリーが多く、肩書としてはまぁ一応、一応ではありますが[バンドマン]として長年活動してたわけです。そんなライブハウスに、[タップダンサー]という肩書きで出演する。せっちーにしてみれば「なんとまぁ、遠いところまで来たことであるか」という感じなのです。遠い目ですよ。バンドばっかりやってた頃は、自分がダンサーとしてライブに出るなんて想像すらしてなかったのですから。
 そんなわけで、一人で勝手に感慨深げな想いにしみじみと浸っていたのです。

 今回のライブには、せっちーがアシスタントをさせていただいている新丸子タップダンススタジオのキッズクラスのみんなにもご協力していただきました。愛くるしい子どもの力を使ってせっちーの好感度を上げようという魂胆です。うへへ。彼らは10年後、どんなダンサーになってるでしょうか。今のうちに直筆サインもらって老後の資金にさせてもらうことにしましょう!
 また、大人クラスの方々にもお力添えをいただきました。ありがとうございます。今回のライブ、せっちー一人の力では成し遂げることはできませんでした!

キッズのみんな、先輩、仲間たち。何よりの宝です!

 当日は台風接近の報あり。朝一番、雨が降り出す前にタップ板の搬入を画策するも、僅差で土砂降りに見舞われました。悲鳴を上げながら馴染みのインドカレー屋さんに避難。おほほ、朝からインドカレー。豪儀なり。贅沢な朝食を済ませ外に出ると相変わらずの雨。再び悲鳴を上げながらライブハウスの搬入口に向けて、雨水を吸い込んだ5枚のタップ板を抱え、地球の重力を存分に味わいながら全力ダッシュ。ドモホルンリンクルのように潤ったタップ板を抱きしめながら歯噛みしていると突如一転、灼熱の晴天。
 文字通り、水も滴るいい女装と化したせっちー。この滴りが雨か汗か涙かは知る術もありませんが、地球になんか負けないのだ。

 リハの時点で、用意してきた音源CDの読み込みに難ありということが判明。雨か、雨のせいなのか。PAさんにご相談させていただいたところ、CDの作り直しが必要との結論に。本番までは2時間。自宅に戻ってる時間はなし。ツイてない時なんてこんなものですよね。不幸中の幸い、音源は携帯端末に入っている。
 CD-Rを買い、なんとかパソコンが使える場所に行かなければ。ラッキーなこに、ライブハウスから徒歩10秒の距離にビデオボックスを発見。

 おぉっ、こ、これは……! いかがわしい掲示板などでよく見る店名……。いかがわしい目的で入店した人同士が個室で待ち合わせをしたりすることで有名なスポットではなかったか! 室内は完全防音……へえぇ、フルフラットシート……ほほぅ、なるほど…なるほどぉ。すっかり春色の妄想に満ちてしまった皆さんのご期待を裏切ってしまうのですが、もし仮にいかがわしいお誘いを受けたところで、今のせっちーにはそれに応えてる余裕などありはしないのです。
 迷わず入店。
 
 「あ、女装お断りなんで」

 受付のお兄さん、にべもなし。せっちーや皆さんのご期待もろとも、門前払いとなってしまいました。
 刻一刻迫る時間。若干テンパりつつ、CDが作れそうな場所を探す。続いて飛び込んだ漫画喫茶。こちらはすんなり入れていただき、無事CDの作成も完了。
 そんなアホみたいなことしてたもので、前半の出演者さんの演目を全然見ることが出来ませんでした……ふえぇ。

 本番では焼きたてほやほやのCDがいい音で鳴ってくれました。お客さまも温かく受け入れてくださり、キッズメンバーのパフォーマンスも冴えに冴え、本番前のドタバタの精神的疲れなんかコーカサス山脈の彼方まで吹っ飛んじゃいましたよ!

 出番が終わった後は、食べ放題の駄菓子を黙々と貪ったり、お客さまプレゼント抽選会のボール投げをさせていただいたり、数年前からの憧れのギタリストさんとお話させていただいてテンション爆上がったり、超絶ドラマーさんのスティックさばきに目と心を奪われたりしてました。

新しい出会いに感謝。ぜひまた出演させてください!

  とてもとても素晴らしいライブに出演させていただくことが出来ました。関係者の皆さま、ほんとうにどうもありがとうございました!! またこの場所に帰ってきたいです!

 ライブ大団円の終演後。天気予報によれば、台風が 今まさに最接近中とのことでありました。

東京から神奈川まで横断、野外ライブ→照明合わせ

 立石フェスタに出演させて頂きました。ラフラフという三線とアコギのユニットに打楽器として参加させていただいております。ありがたいことに毎年お声かけをいただいて、立石フェスタには毎年お世話になっております。

 ラフラフの皆さんとはライブの対バンで知り合いました。その時に初めてお会いしたのですが、せっちーを気に入ってくださり、その日のラフラフの本番ステージに飛び入り参加までさせていただいてしまいました。それ以来、ライブに参加させていただいたり、こちらのライブにご出演いただいたりと、非常に温かい関係を築いてくださっています。

 立石フェスタの場所は京成立石駅。基本的に立石フェスタの時にしか足を運ばないのですが、駅前の商店街や飲み屋街の風情がたまらなく良いです。赤ちょうちん的な昭和の雰囲気が濃厚なのです。どんな街にでも意地汚く出店する〇民みたいなダセエ店とは一線を画すたたずまい。ぜひ夜にも訪れて、焼き鳥とかマカロニサラダとか食べてみたい。
 立石フェスタは運営されてるスタッフさんのお人柄もよく、今年もまたたいへん気持ちよく演奏させていただくことができました。せっちーはカホンを叩いたり、棒を回したり、世界に愛を振りまいたりしました。

 ライブ後は居酒屋で泥水のようにぐでーっとしたかったのですが、この日は大切な用事がありソッコーで電車に飛び乗りました。その用事とは、かわさきタップフェスティバル2019の照明合わせ。目的地は武蔵小杉。
 そうそうたるタップダンサーの皆さまが集まる、国内トップクラスの規模で開催されるタップダンスの祭典です。

 今回はToTTori家というユニットで出演させていただきます。いつもはドラムや和太鼓での出演なのですが、今回はタップダンスのみで臨みます。肩書きはタップダンサーということですね。うひょお、怖え!
 みんな、エンジョイよろしくよ!

ROCKIN’ BEAT RIDE

 メイン人格であるせっちーが意識を失ってる間に投稿してやる。ごきげんよう、ゼノン=せっちーである。

 せっちーのヤツめ、久しぶりにロックなイベントに呼ばれて喜んでいたが、我輩が肉体と精神を乗っ取ってやりたい放題やってきてやったわ!

夢かうつつか幻か 己れの血潮の騒ぐまま
夢かうつつか幻か 己れの血潮の騒ぐまま

 数年前まではわりと頻繁にせっちーの意識を乗っ取ることができていたのだが、ある時から我輩を意識から締め出すようになった。どうやら我輩のキャラが強すぎるがあまり、そのキャラに振り回されて乗りこなすことができないジレンマに捕らわれていたようだ。うむ、さもありなん。実力もない奴が安易に見た目のインパクトに走りたがるのはよくあることだ。せっちー、オマエのことだぞ。
 それ以来、我輩はせっちーの意識の奥底にしっかりと封印されてしまい全く身動きができなかったのだが、今回隙をついてようやく外の世界に戻ることができた。今後また封印されてしまうのかどうかはせっちー次第だが、少しでも隙を見せればいつでも人格を乗っ取ってやるから覚悟しておくがよい。

2019/8/31(土) 十日市場 LIVE Cafe2000
2019/8/31(土) 十日市場 LIVE Cafe2000

 さて、十日市場にあるLIVECafe2000。たいへん居心地のよいハコであった! ROCKIN’ BEAT RIDEというイベントのタイトル通り、出演バンドもロックにライドする音楽ばかりで、ノリのよい店長キャサリン氏と踊り狂うなどライブを満喫することができた。イベントに誘ってくれたSEX☆HISTORYのメンバーには、せっちーが身をくねらせながら喜び悶えていたことをお伝えしておきたい。
 我輩はエフェクターの使い方がまだまだ未熟ではあったが、そのへんはせっちーのヤツにしっかり勉強させておくことにしよう。せいぜい励むがいい。

 おっと、そろそろお別れ時間のようだ。我輩のステージをじっくり見たい者は、ぜひ次のミサに足を運んでくれたまえ。ではまた会おう!

神回! タップのカタチ~TAPと太鼓とコントのライブ~

 月明かりのWindowNeoプロデュース、タップのカタチ~TAPと太鼓とコントのライブ~。出演させていただきました。
 せっちーの人生に極上の伝説として刻み込まれました!

尊敬する表現者の皆さまと!
尊敬する表現者の皆さまと!

 笑いと表現の創造主の皆さまとの極上の時間と空間! 腹筋が50回くらい千切れました。魂が震えるほどに笑ったー! せっちーも小笑いくらいは取れたかしら?

 なめくじ劇場さんのコント、阿部洋史さんの灼熱タップ、今村拳さん&岸川恭子さんの超絶演奏、野次馬さんのコント+パントマイム。それをまとめる本間さんのコンポーズ力!

 せっちーは、ソロで太鼓を打たせていただき、今村拳さん&岸川恭子さん&阿部洋史さん&本間さんの合同演目にも参加させていただき、最後にはなめくじ劇場のイッキさんと本間さんの三人で太鼓を打たせていただきました。 

 ほんとにみなさん、わたしが大好きで心から尊敬する方たちばかりで、いつも客席から憧憬のまなざしを送っていた方たちばかり。そこにしれっと自分がいる感激、感激、感激!! せっちーはまだまだ皆さんの足元にも及ばないけれど、これまで通り背中を追いかけ続けてまいります。地平線の彼方までも!!

タップのカタチ、フライヤー
タップのカタチ、フライヤー

 どうもありがとうございました。来世でもこのライブに出演させていただけるように頑張ります!
 皆さま、どうもありがとうございましたーーー!!!

夢のようなひと時でした!
夢のようなひと時でした!

ラジオ番組『月明かりのWindow NEO』出演。せっちー童貞にオススメよ

 タップダンサーの本間茂樹さんのラジオ番組、月明かりのWindow NEOに出演させて頂きました。なめくじ劇場イッキさんもご一緒で、大好きなお二人に挟まれ至福のひと時! ありがとうございました!

月明かりのWindow NEO
月明かりのWindow NEO

 配信された番組を視聴してみましたが、いやー、本間さんとイッキさんのトーク力が素晴らしすぎて。。さすがです。せっちーは全然ギアを切り替えきれてないよねー、と思いました。それでも水商売経験者か!
 冒頭の「あなたのハートをずっこんばっこん」は、ユーチューバーのアバウトガールズさんのフレーズを丸々パクらせていただいてしまいました。すいません。アバウトガールズさん、大好きです!
 表現活動の定石ではありますが、自分で思ってるのより3倍大げさにやらないといけないのですよ。せっちーも一応、気合い入れていつもより3倍プリチーなおパンティー履いてたのですが披露する機会はありませんでした。そんな機会、永遠になくてよし。

 ライブの告知もしようと思ってたのに全然できなかった。あの空間が楽しすぎて。いやいや、そんなことじゃいかーん! というわけで、こちらで告知。

 リズムだけじゃない、笑いだけじゃない。ついに開幕、リズムと笑いの新法則! せっちーは主に和太鼓!

月明かりのWindowNeoプロデュース タップノカタチ
〜TAPと太鼓とコントのライブ〜
2019/8/25(日)
秋葉原 ライブガレージ秋田犬
19:00open 19:30start
2,000円+1drink

タップのカタチ、フライヤー
タップのカタチ、フライヤー

 ラジオは番組のアーカイブから視聴できますので、お時間とご興味のある方はご覧になってみてください。せっちーってオカマなの?なんなの?みたいなことも掘り下げていただきました。50分くらいの番組です。
「月明かりのWindow Neo」
http://zarya-music.com/fm897/video/arch_wed04_2019.html