太鼓とおっぱい。アニキたちへの憧れと嫉妬の狭間で

今日は久しぶりに大好きなアニキたちと太鼓の練習をしてきました。
和太鼓の響きに体を委ねながら汗を流すこの時間は、わたしにとって何物にも代えがたい至福の一時なのです。

曲が終わりふと隣を見ると、一人のアニキが苦悶の表情でうずくまっていました。そして、漏らした一言――

「いてっ、おっぱいがつった…!」

その瞬間、わたしの脳内には雷鳴が轟きました。なんだそのワードセンス。どこから湧いてきた、その表現!

冷静に考えれば、おそらく胸筋のどこかが攣ったのでしょう。普通なら「胸が攣った」と言うところを、「おっぱいがつった」と表現するこの発想力。わたしはその瞬間、アニキへの尊敬と嫉妬が入り混じった感情に飲み込まれました。
練習中の疲労も、腕の痛みも吹き飛ぶほどの破壊力でした。しかし同時に、わたしの中で小さな焦燥感が芽生えました。「どうしてこんな素敵な言葉が自分からは出てこないのか?」と。

わたしも面白い人になりたい。何気ない場面で、みんなを笑わせるような一言が放てるようになりたい。でも現実はそう簡単にはいかない。ただアニキたちのセンスに感嘆し、笑い転げることしかできない自分がいる。

太鼓の練習は、音を楽しむだけではなく、人とのつながりや笑いを共有する場でもあります。アニキたちはわたしにとって、太鼓の技術だけでなく、その生き様やユーモアにおいても憧れの存在なのです。「おっぱいがつった」という言葉は、その象徴と言っても過言ではないのです。

練習を終えて帰る道すがら、わたしは思い出し笑いが止まらず、人目を気にしながらずっとクスクスと笑いを噛み殺し続けていました。同時に胸の奥で燃えるような憧憬を感じていました。アニキたちのような存在になりたい――その思いが、次の太鼓の一振りに力を与えるのです。

次回はわたしも何かしらの「一言」を残せるよう頑張りたいと思います。努力の方向性が間違ってるような気がするのは気のせいです。でも、とりあえず今日は「おっぱいがつった」に感謝しながら眠ることにします。どう控えめに言っても楽しすぎる。

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