ウィップクラッキングの魅力と意外な効果を語る
「何のためにそんなことやってるの」
「そんなの役に立たないよ」
などと、数々のご意見をいただいておりますが、一般的にはまさにおっしゃる通り。反論の余地無し、ごもっともでございます!
ウィップクラッキングがもたらした意外な効果
ただ、せっちーくらい身体操作が不器用な人間にとっては、たいへん良質な勉強になっているのです。ウィップクラッキングのレッスンを受けてから、和太鼓の打ち方がかなり変わったのです! このエピソード1つとっても、せっちーがいかに一般人離れした不器用さを備えている、運動神経悪い芸人っぷりが窺い知れるじゃないですか。
和太鼓だけやってたらなかなか気付かなかったかもしれないことに、ウィップクラッキングをやったことで気付くことができた、というような主観的感想は抱いてしまっているのです。万人にとって有効で適切な手段ではないかもしれませんが、せっちーにとっては有効だったみたいなんです。
実際にウィップクラッキングをやってみた映像
2016年に、1 minute freestyle attackという、1分間の自由演技の課題をいただいた時の映像です。
極めて拙い振り方でゴメンナサイ!!
鞭の音の仕組みと身体操作の重要性
鞭の音が鳴る仕組みですが、別に地面を叩いてるわけではありません。鞭の先端が音速を超え、衝撃波が音として鳴っているようです。ですので、この音は全て空中で意図的に鳴らしています。それぞれの技に名前もあります。
正しいフォームで、そして正しい身体操作方法で振らないと、決して良い音は出ないのです。体重移動、体幹の維持、関節の使い方・稼動域、呼吸、イメージコントロール、身体と鞭と大地とのシンクロニシティなど、少なくともせっちーはそんなようなことを考えながら振っております。ふざけて遊び半分でいっちょかみしてるだけと見られがちですが、こう見えても敬意を持って大真面目に取り組んでございます。
真剣に取り組むからこそ、伝えたいこと
とはいえ、まだまだクラッキング音っぽいものが鳴ってるような気がしないでもない、程度の腕前でございますので、ドヤ顔で舞台に持ち込めるようなものではないのです。
精進を重ね、とりあえず舞台中の一瞬の繋ぎでもいいから、何かしらの形で使えるように仕上げたいものですね。
よくある誤解と注意点
⚠️ 誤解されがちな点について
一般的に「鞭=SM」のイメージを持たれることがありますが、ここで扱っているのは競技用のブルウィップであり、パフォーマンスや身体操作のトレーニング手段としてのものです。
人体への使用は禁止されており、あくまでスポーツ・芸術表現の一環として取り組んでいます。
ちなみにSMで使う鞭とは何の関係もありません。