代々木laboにて、刀と太鼓が交差した話

先日、代々木laboという場所へ行ってまいりました。「殺陣×音楽」のクロスオーバーイベントに出演するためです。
「北総新選組」という殺陣チームの演武に、和太鼓という円筒形の楽器を抱えて参戦させていただきました。

クロスオーバーの風景

「剣戟の緊張感」と「太鼓の鼓動」。文字に書くと格好が良いですが、現場では刀が空を切り、太鼓が空気を震わせるという、物理現象の激しいぶつかり合いが起きてました。字面と同じくらい格好良かったです!
視覚と聴覚が同時に攻めてくる様は、右手にカレー、左手に味噌カツを持って交互に口へ運ばれるような、一種の贅沢な混乱を覚えるものだったかもしれません。

笑いと腹筋の不条理

BLUECATs主催のこの夜、各チームの個性が大変に際立っておりました。殺陣の技術、速さ、ダンスとの融合などなどなんと幅広いこと! いわゆる暴れん坊な将軍さまのことをイメージしていると、ポジティブな方向に期待を裏切られます。
特に「殺陣コント」には感激を覚えました。極上の技術を惜しげもなく「笑い」という出口へ流し込むその胆力。発想。勇気。「緊張と緩和」あるいは「フリとオチ」。
表現の根っこは同じであるなどと冷静に分析する暇もなく、ただただ笑い転げた結果、翌日には腹筋が不穏な痛みを訴えてました。太鼓を叩いた筋肉の疲れなのか、笑いすぎによる筋損傷なのか、あえて判別はつけないまま放置してます。

鋭利な気配と、ある懸念

高倉早矢さん率いる北総新選組の皆様との共演の時間は、実に得難いものでした。
主宰の高倉早矢さんが繰り出す殺陣は、言葉を失うほどに美しく、鋭い剣気に満ち溢れていました。あの鋭美な剣気。あのような気配と正面からやり合うためには、こちらも太鼓の皮が破れるか、あるいは叩いているこちらが四角い物体に変貌するくらいの覚悟が必要かもしれません。

素晴らしい殺陣の気迫に触れ、私自身も「この研ぎ澄まされた空気感に負けない、さらにバチバチに打ち合える太鼓を叩きたい」と、表現者として強く突き動かされる思いをあらたにしました。
どうもありがとうございました!!

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