2026年6月14日 / 最終更新日時 : 2026年6月12日 せっちー 日常随筆 ナビゲートされた覚えはない ラジオが好きだ。子供の頃から好きで、今でも耳が欲すると付けっぱなしにしていたりする。なのにずっと謎なものがある。「パーソナリティ」だ。 この言葉、ラジオ以外で聞いたことがない。テレビには「司会者」、バラエティには「M […]
2026年6月12日 / 最終更新日時 : 2026年6月12日 せっちー 日常随筆 コンセントの近くで 最近、わたしの定位置が変わった。以前はリビングのクローゼット、扉を開けてすぐの場所だったが、今は奥のほうに移されている。手前にあるのは、円盤型の彼だ。彼は自分専用の充電ステーションを持っていて、ご主人様はそれを「彼のお […]
2026年5月5日 / 最終更新日時 : 2026年5月16日 せっちー 日常随筆音楽 ヨガからストイシズムへ、そして三波春夫へと至る思考 久しぶりにヨガの教科書を読み返していて、ふとこんなことを考えた。 個人崇拝というものは、たいがい中心を欲しがる。たとえば誰か一人が、真理を持っている、とか、正しい、とか、なぜか妙に光っている、など。 そういう状態になると […]
2026年4月21日 / 最終更新日時 : 2026年4月21日 せっちー 日常随筆 おとぎ話のウソと、焼き肉の夜 「幸せに暮らしましたとさ」 昔ばなしやおとぎ話の、お決まりのオチだ。子どもの頃は何も考えずに受け流していたけれど、大人になってからふと思った。これ、とんでもなく贅沢なことを言っていないか。 よく読むと、すごいことを言って […]
2026年4月9日 / 最終更新日時 : 2026年5月5日 せっちー 日常随筆 積読が減ると不安になる。古本屋と読書好きの心理を考える 読書が好きだ。年に数回、古本屋へ行って、本を大量に買い込む。買い物かごの中に文庫や新書やよく分からない作家の本や、なぜ買ったのか会計の時点ですでに説明できない本が積み上がっていく。あの感じが好きだ。 あれは買い物というよ […]
2026年4月2日 / 最終更新日時 : 2026年4月2日 せっちー 日常随筆 朝の小さな存在が語る、飲み忘れと記憶の話 きょうも、たぶん呼ばれる 朝はだいたい似ている。明るくなって、しばらくすると気配が近づいてくる。私も仲間たちも、まったく同じ顔をして並んでいるので、相手がどれを選んでも大差ないのだが、それでもそのたび、今日は自分の番だろ […]
2026年3月24日 / 最終更新日時 : 2026年5月16日 せっちー 日常随筆 散歩中の犬と目が合うと、なぜか心が通じた気がする 犬が好きだ。これはもう、わりと静かな事実。熱弁するほどでもなく、しかし撤回の余地もなく、犬が好きだ。 かつて犬を飼っていたからだと思う。犬と暮らしていた時期があると、こちらの人生のどこかに、犬用のへこみのようなものができ […]
2026年3月3日 / 最終更新日時 : 2026年5月16日 せっちー 日常随筆 泣きそうなおじさんはなぜ気になるのか。他人の表情に物語を読む私たち 道ですれ違ったおじさんが、今にも泣きそうな顔をしていた。 正確に言うと、泣いていたわけではない。目に涙がたまっていたのかも不明だし、鼻をすすっていた記憶もない。こちらの脳内にだけ「この人は泣きそう」というテロップが静かに […]
2025年11月18日 / 最終更新日時 : 2026年5月5日 せっちー 日常随筆 【ガリレオ】訓練された犬として映画『容疑者Xの献身』を見たら、雪山で遭難してFODにトドメを刺された話 東野圭吾というブリーダーに育てられ、フジテレビという調教師によって、「実におもしろい」と聞こえたら尻尾を振り、数式が窓ガラスに書き殴られたら「ロックだねえ」と涎(よだれ)を垂らすように仕込まれた、忠実な「ガリレオ」犬だ。 […]
2025年9月8日 / 最終更新日時 : 2026年5月5日 せっちー 随筆 効率を捨てた夜の取説 ──「Uターンは敗北である」 道には、習慣という名のレールが敷かれている。 ライブハウスからの帰り道、自宅に向けて車を走らせていた時のこと。変わり映えのしない、走り慣れた道。そこでふと、いつもと違うルートで帰ってみようという衝動に駆られた。 特別な意 […]
2025年6月10日 / 最終更新日時 : 2026年5月5日 せっちー 随筆音楽 ソロ活動という選択。バンドを組まない音楽家の本音と葛藤 部屋を見渡す。和太鼓、ドラム、タップシューズ、ギター、ベース。スティックケースには太鼓やドラム用のものも無造作に突っ込まれている。まるで方向性の定まらない小さな楽器店みたいだ。 人から「色々な楽器をやっててすごいですね」 […]
2025年5月9日 / 最終更新日時 : 2026年5月5日 せっちー 日常随筆 「どこからでも切れる」の罠に見る人生哲学。日常の失敗から学ぶ自由の難しさ 「どこからでも切ることができます」この一文、何度目だろう。いや、もう数えきれない。何回信じたら学ぶんだ、自分。毎回だまされてる。まるで初恋かってくらい純粋に信じて、毎回うまくいかない。 なのに今日もまた信じてしまう。袋を […]
2025年5月2日 / 最終更新日時 : 2026年5月5日 せっちー 日常随筆 ゼロカロリー飲料に潜む真実。ゼロの神がささやく甘い誘惑 「カロリーゼロ」と堂々と書かれた炭酸ジュースをコンビニで手に取るたび、わたしはうっすら胸の内で呟いている。 「それ本当にゼロなの?」 ゼロとは無だ。何もない、というあれだそれがなぜ、こんなにも甘くて舌にベタつき、喉にカウ […]
2025年4月27日 / 最終更新日時 : 2026年5月5日 せっちー 日常随筆 駐車場で起きた静かな譲り合いの儀式 駐車場でふと感じた誰かの気配 用事を終えて車に戻ると、すぐ後ろから誰かが歩いてきていた。持っているキーの向きと、なんとなくの歩幅。あ、たぶんこの人、隣の車の人だ。と気づくのに、時間はかからなかった。 その時、わたしはまっ […]
2025年4月23日 / 最終更新日時 : 2026年5月5日 せっちー 日常随筆 水素水との邂逅、あるいは懐疑の始まり わたしは、疑り深いタイプである。占いを信じないし、パワースポットにも興味がない。こう見えても意外と科学万歳な人間だ。水素水? 鼻で笑う。ふふん。ふん、ふん。 そんなわたしがスポーツジムでふんふんと悦に入っていると、入り口 […]