2026年4月21日 / 最終更新日時 : 2026年4月21日 せっちー 日常随筆 おとぎ話のウソと、焼き肉の夜 「幸せに暮らしましたとさ」 昔ばなしやおとぎ話の、お決まりのオチだ。子どもの頃は何も考えずに受け流していたけれど、大人になってからふと思った。これ、とんでもなく贅沢なことを言っていないか。 よく読むと、すごいことを言って […]
2026年4月9日 / 最終更新日時 : 2026年4月9日 せっちー 日常随筆 積読が減ると不安になる。古本屋と読書好きの心理を考える 古本屋で大量に本を買う日は、少しだけ冬眠に似ている 読書が好きだ。年に数回、古本屋へ行って、本を大量に買い込む。買い物かごの中に文庫や新書やよく分からない作家の本や、なぜ買ったのか会計の時点ですでに説明できない本が積み上 […]
2026年4月2日 / 最終更新日時 : 2026年4月2日 せっちー 日常随筆 朝の小さな存在が語る、飲み忘れと記憶の話 きょうも、たぶん呼ばれる 朝はだいたい似ている。明るくなって、しばらくすると気配が近づいてくる。私も仲間たちも、まったく同じ顔をして並んでいるので、相手がどれを選んでも大差ないのだが、それでもそのたび、今日は自分の番だろ […]
2026年3月24日 / 最終更新日時 : 2026年3月30日 せっちー 日常随筆 散歩中の犬と目が合うと、なぜか心が通じた気がする 犬が好きなのは、昔いっしょに暮らしていたからだ 犬が好きだ。これはもう、わりと静かな事実である。熱弁するほどでもなく、しかし撤回の余地もなく、犬が好きだ。 かつて犬を飼っていたことがあるからだと思う。犬と暮らしていた時期 […]
2026年3月3日 / 最終更新日時 : 2026年3月31日 せっちー 日常随筆 泣きそうなおじさんはなぜ気になるのか。他人の表情に物語を読む私たち 泣きそうなおじさんは、町に突然あらわれる 道ですれ違ったおじさんが、今にも泣きそうな顔をしていた。 正確に言うと、泣いていたわけではない。目に涙がたまっていたのかも不明だし、鼻をすすっていた記憶もない。ただ、こちらの脳内 […]
2025年4月19日 / 最終更新日時 : 2025年4月18日 せっちー 日常随筆 リサイクルボックスはごみ箱じゃない?自販機の隣に立つ無口な見張りの話 自販機のとなりの、あの無口なやつ 飲み物を買って、その場で飲み干す。乾いた喉を潤すその一連の動きの終着点に、必ず彼がいる。 透明な胴体に青いフタ。まじめな顔で、口数少なくそこに立っている。自販機のとなりに、まるで付き人の […]